小津安二郎は生涯独身で、食事はほぼ外食だった。鰻や天ぷら、蕎麦、鳥料理が好物だったという。戦前、戦後の東京で彼が食事をしたり、お土産を買った店のほとんどが、今もその暖簾を守り続けているが、果たしてその味は? 熱狂的な小津ファンの著者が、監督が残した日記と二冊の「グルメ手帖」から探し出し、厳選した東京、横浜、鎌倉の名店、42店を食べ歩いたグルメガイド。
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