どんなに貧しくても、父ちゃんとなら、笑顔で乗り越えられた――。
主演に尾野真知子を迎え、
俳優・向井理の祖母の半生を映像化した、
2017年6月24日公開の同名映画を完全ノベライズ!
脳梗塞で入院した祖母・朋子の頼みで、
手記をパソコンで入力することになった大学生の理。
そこに綴られていたのは、今まで知ることのなかった祖父母の波乱の歴史と、
家族への深い愛情だった――。
巻末には、7年の歳月をかけて本作の映画化を自ら企画し、
祖父・吾郎役を熱演した向井理と、
脚本を手掛けた山本むつみによるスペシャル対談を収録。
戦後の日本、貧しくとも明るく懸命に、未来に向かって生きた、家族の愛の物語。