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Step ahead 日本女性としてさらに輝く先へ
PROFILE
Eita 1982年、東京都生まれ。2001年、豊田利晃監督作『青い春』でデビュー。中村義洋監督作『アヒルと鴨のコインロッカー』が現在公開中。待機作に羽住英一郎監督作『銀色のシーズン』(08年1月公開予定)がある。またNTTドコモ、大塚製薬「カロリーメイト」のCMに出演中。
http://www.eita.jp/
Ryuhei Matsuda 1983年、東京都生まれ。99年、大島渚監督作『御法度』でデビュー。公開中の『アヒルと鴨のコインロッカー』のほか、待機作に大九明子監督作『恋するマドリ』(8月公開予定)、原田眞人監督作『伝染歌』(8月18日公開)など。またサッポロビール「サッポロ 凄味〈生〉」のCMに出演中。
http://www.ryuhei-matsuda.com/
金原由佳=インタビュー、文
奥村恵子(Image)=写真
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瑛太+松田龍平 インタビュー
ふたりで歩く道のりに多くの言葉はいらない
男同士だと
魂やエネルギーがみえるから。
だから自分の弱さに
向き合えるんです。
─瑛太
“わからない”ということを
わかってるから
僕はまだ映画については語れない。
いまは確固たる意思を
求めています。
─松田龍平
すべてが決定的にちがう。
だから一緒にいておもしろい
─瑛太
人生の転機には、生涯の友人と出会う確率が高くなる。進級、進学、入社、転職、引っ越しなど、それまでの自分とさよならし、新しい生活で何かを見つける日々。
伊坂幸太郎の同名小説を映画化した『アヒルと鴨のコインロッカー』には、そんな出会いが描かれる。大学進学のため、親元を離れて越してきた仙台のアパートで、主人公の椎名(濱田岳)は隣室に住む、“悪魔めいた長身の美青年”の河崎に、初対面だというのにいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけられる。その理由として、河崎と、河崎の元カノと、元カノの現カレシでブータン人の留学生との謎に満ちた三角関係について語りだすのだ。
この河崎を演じたのが瑛太。彼の語る話は曖昧で、ときに登場人物とエピソードが入れかわり、迷路のようにこんがらがっていく。河崎の物語の重要人物として登場するのが松田龍平で、リフレインされるエピソードのなかで、ときに瑛太と松田龍平はおなじ出来事に遭遇し、おなじ仕草を披露したりする。
このふたり、年齢は1歳違い、細身に長身と背格好もおなじ。演出上、スクリーンのなかでおなじ匂いを発したりするが、この映画、アヒルと鴨のように一見、似ているものも本質は違うという題材を扱っている。では、瑛太と松田龍平の、似て非なる部分とはなんだろう?
「似ているところは、芸能界という場所に、イマイチふたりとも向いてないところじゃないかな。そもそも俺、芸能界って何なのか、いまだにわからない」と瑛太はいう。
「俺と瑛太との決定的な違いは、女性に対する在り方じゃないか。女の人って何なのか、すごく追求していて、瑛太ならではの特殊なエネルギーをつねに感じる」と松田龍平。
「龍平はわりと家でこもっている方が好きでしょう(笑)」
「どちらかと言えば、確かにそうかも(笑)。でも、瑛太は人と会って、飲んで、からんで、かかわれるだけかかわろうとする」
「スケボーやギターが好きだというとカッコいいのはわかっているけど、嘘ついてもしょうがないからね。やっぱり、女性と向き合っている時間がいちばん好きだよ。女性って仕事以上に衝動的で、仕事以上に揺さぶってくる。そのエネルギーにはかなわない」
出会ってすぐ特別な気持ちに
なれるヤツは多くない
─松田龍平
この、女性ととことんつきあおうとする瑛太と、どこかクールな松田龍平のキャラクター、ネタばらしになるのであまりいえないけれど、劇中でそれぞれが演じたキャラクターに実にみごとに反映されている。事実、ふたりとも、「瑛太が出ないんだったら、この役はやってなかった」「龍平のことが好きだから、すんなり役に入って行けた」と、そこはブレない。
しかもこのふたり、『アヒルと~』と共通するように、転機の時期に出会っている。それは6年前の映画『青い春』で。男子校を舞台にした青春映画で、多くの若手俳優が集結するなか、なぜか、瑛太と松田龍平と新井浩文の3人が強烈に結びついてしまったのだという。
「ある日、撮影現場から電車で帰ることになり、そのとき、新井くんと龍平が『俳優という仕事に対して、俺は気持ちのうえで誰にも負けない』と言い出した。それは僕も同様で、『気持ちだけなら、僕のほうが上だ』と議論になった。それで急速に結びついた」
「そのとき3人ともまだ10代で、時間だけはたっぷりあって、これからどうなるかもわからなくて、でも、熱い気持ちだけはたぎっていて、それをぶつけ合うことで、おたがいを理解したんだと思う。『アヒルと~』ではボブ・ディランの曲が友情を結びつけるけど、僕らの間ではビデオカメラ。誰に見せるわけでもなく、よく3人で映像を撮ってたな」
6年ぶりの共演となる『アヒルと~』では、今や日本映画の屋台骨として成長したふたりがその足跡を確かめ合うように楽しんでぶつかり合っている。競争心もあってケンカばかりしていた時期もあったというけど、こういう男同士の友情が映画を確実におもしろくしている。
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