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Cover アンジェラ・アキ
森 鈴香(ジェイヌード) =インタビュー、文
太田隆生=写真
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アンジェラ・アキ インタビュー
ボトッて落っこちてくるんです。無意識のものが意識のなかへと。それは歌詞の一部だったり、メロディーのワンフレーズだったり。その落ちてきたものが、自分の真実のカケラなんじゃないかな。そのカケラを拾い集めながら、自分が言いたいことは何なのか推理していくんです。意識のなかに落ちてくるのはカケラだけじゃなく、歌詞と曲が一緒になって落ちてくることもあります。そのときは『よし来た!』って網を持ってすくいにいく。でもカケラだけのときは、しばらく泳がせて様子をみる。そして“推理”がうまく進んでメロディーがカタチになってきたところで、さあ網の出番!」
アンジェラ・アキさんは“落ちてくるもの”を金魚にたとえる。“金魚”が金魚鉢に落ちてくるまで、ひたすら目を閉じて鍵盤を弾きつづけるのだ。
「でも1時間たっても落ちてこないこともあるから、そういうときは『きょうは金魚来ぃひんな、ほんなら終わり!』といさぎよく(笑)」
今、まさに「たくさんの金魚がボトボト落ちてきている状態」というアンジェラさんは「そのなかで、どの子を育てていくかが、今の私の課題」と声を弾ませます。
「前作の『Home』は、これまでの人生を揺さぶるたくさんの体験から生まれた500曲のうち13曲を厳選したものです。だから『Home』は、私にとってのスタート地点。やっと目的地に向かう駅のホームに立てた。そして『TODAY』は駅を出発して1年が経過した“現在”。この1年のちがいって私のなかではすごく大きいんです。こんなにたくさんの刺激をうけて、書きたいことがあふれだしそうにある、いきいきした1年って生まれてはじめてだったから(笑)。これからもずっと私と一緒に育ってくれる13曲をぎゅっとつめこんでいます」
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