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Step ahead 日本女性としてさらに輝く先へ
ayaka 1987年12月18日、大阪府生まれ。2006年、『I believe』でデビュー。09年は7月に11枚目のシングル「みんな空の下」(記事中の「ありがとう。」をカップリング)、9月23日に自身初となるベストアルバム『ayaka's History 2006-2009』をリリース。「このベストアルバムは応援してくれたひとたち、今回はじめて手にとってくれるひとたち、みんなに向けての感謝の気持ちをこめたもの。年内をめどですこしお休みしますが、このアルバムでつながっていられたら、うれしいです」
www.ayaka.tv
齋藤正弘(ジェイヌード) =インタビュー、文
福島典昭(CORAZON LTD.)=写真
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絢香 インタビュー
あしたの笑顔をもっと咲かせるために
失敗することはかっこ悪くない。
そこから次につながることや
学ぶものがあると思えたら、
もっと多くのひとと
壁なくつながれるんじゃないかな。
2年前といまと
かわったこと
かわらないこと
「環境やHIV・エイズのことなど、問題の性質はぜんぜんちがっても、自分のたいせつなひとを守りたい、ずっと幸せでいたいという気持ちとつながると思えば、すべて自分のこととして考えることができたんです。そうすると“愛"とか“好き"という言葉も、もっと深いところで感じられるようになりました」
ジェイヌードのインタビューで絢香さんがそう答えたのは、いまから約2年前。ハタチの誕生日を間近にしたころのことでした。
「いまもその気持ちにかわりはありません。でもあのころは歌が窓口になって、なにかしらの力になるのなら、迷うことなく手をあげられたんです。それが経験をかさねるうちに、手をあげることへの責任感も生まれてきて。“知りたい"からはじまったことが、“知る"をかさねることで、つぎのステップが生まれる。そういう経験もふくめて、大人になったんでしょうね」
メジャーデビューから年内をめどでの活動休止までにすごしたのは、18歳から22歳の4年間。ハタチを前後にしたこの時期は、成長や変化にスピード感があって、周囲の環境もめまぐるしくかわるとき。そうした同世代の若者を中心にしたリスナーのこころに、絢香さんの歌声はまっすぐに届きました。
「いまという瞬間、今日という一日がつみかさなって、自分やまわりのひとたちが笑顔でいられる未来につながると思うんです。だから今日をよくしよう、今日を精いっぱい生きよう……そんなふうに自分をかさねていきたいと思うんです。でも悩んでいたり、壁にぶつかっているときって、そんなふうにシンプルには考えられないですよね。だからこそ、歌として届けるのはシンプルであるべきだし、シンプルに書きたいと思うんです」
正直で、すなおな自分が、いちばん自分らしい。ノートに向かって一字ずつ書きおこすソングライティングのなかで、絢香さんはいつも自分自身を確認、再発見してきました。
「書くことで答えをみつけたり、前に進むためのきっかけになったり、気持ちの整理がついたり……。たとえ悩んでいたり、ショックを受けるようなことがあっても、この先、自分はどこへ向かいたいのか? 書くことでそのベクトルがみえてくるんです」
そうして生まれる楽曲には、そのときどきの絢香さんの“いま"が封じ込められている─。でも、それだけではなかったのです。
たとえば休むひまなどいっさいない、でもこのまま進めばとりかえしがつかなくなる。そんな状況だった1年半前、『ありがとう。』という楽曲で「疲れたら一休みしよう じゃないと 長くは歩けない」
と書きました。そのときは活動休止のことなど、いっさいあたまになかったというのに。「ゾクッとするくらい、未来の自分を予言してた」と絢香さんはいいます。
「おなじころに書いた『みんな空の下』も、あらためて世に送り出してみると、いまの自分にぴったりだなぁって。自分らしく生きるには、ときになにかを犠牲にしなくてはならないこともある。それでもやっぱり、自分らしくいたい……。いまこそ、歌っていて自分がすなおになれる曲です」
多くのひとが絢香さんの歌声に励まされたり、勇気づけられたように、絢香さん自身もきっと歌に救われてきたはず。だから活動休止は、本人がいちばんつらいのでは?
「歌がないほうがつらいかもしれないと悩んだ時期もありました。でも、わたしはまだ21歳。これから先のほうが長いのだから、ここはいったん立ち止まり、しっかり自分と向きあう時間も必要なんだ。そう気づくことができて、よかったと思ってます」
これまでの4年は
あっという間でした
後悔することは
いっさいありません
これまで絢香さんが時間をつくっては取り組んできたこと。それは旅や映画観賞、そしてほかのアーティストのライヴへ行くこと。それは絢香さんにイマジネーションや刺激をあたえてくれるもの。
でもそれら以上にアーティスト・絢香にとってたいせつにしてきたものがあるそうです。
「それは日々のなかでのひととのつながりです。ひとと関わることで生まれる感情が、わたしにとっての最大のインプット。それをもっと豊かにするためにも、いったんまっさらな環境に身を置いてみようと思うんです。いまの自分にはプレッシャーになるので、復帰の時期はお話しできませんが、音楽を切り離した生活なんて、わたしには考えられません。むしろいまとはちがう時間のなかで、どんなつながりが生まれて、そこからどんな音楽が生まれるか─。これからの自分自身にとても期待しているんです」
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