『落語に花咲く仏教-宗教と芸能は共振する-』が河合隼雄学芸賞を受賞!

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『落語に花咲く仏教』

釈徹宗著『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』(朝日選書、2017年2月発売)が、2017年(第5回)の河合隼雄学芸賞を受賞しました。

仏教を知れば、落語は何倍も楽しめます。
宗教学者であり僧侶でもある著者が、小さい頃から親しんできた落語が仏教と密接なつながりをもつことに着目しました。落語の「蒟蒻問答」「始末の極意」「後生鰻」「松山鏡」「宗論」などをより面白くとらえる力作です。


著者は1961年大阪府生まれ。宗教学者・浄土真宗本願寺派如来寺住職。相愛大学教授、特定非営利活動法人リライフ代表。
著書に『不干斎ハビアン』(新潮選書)、『おてらくご』(本願寺出版社)、『法然親鸞一遍』(新潮新書)、『現代霊性論』(内田樹と共著、講談社文庫)、『死では終わらない物語について書こうと思う』(文藝春秋)、『お世話され上手』(ミシマ社)ほか多数。

以下は河合隼雄財団のホームページから「授賞理由」です。
【授賞理由】
仏教の教えが笑いを通じて庶民の共振を呼び起こし、さらに自らも笑いものにするという日本仏教固有の位相を僧侶でもある著者が浮かび上がらせた。

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