ここから本文エリア

ASAHIパソコンフォーラム  2005年7月1日号

イラスト・日の友太

おたより

「ユーザー軽視の
『ドコモPHS撤退』」について一言

 5月15日号の「ニュース&ビューズ」に掲載された神尾寿氏の「ユーザー軽視の『ドコモPHS撤退』」について意見があります。
 私は1995年7月にNTTパーソナルが始めたPHSサービスに加入して以来、ずっとPHSを使い続けてきました。2000年からはスーパードッチーモに機種変更。PHSでつながらない場合だけ携帯電話モードで使っていて、だいたい毎月8000円程度の使用料でした。同じことを携帯電話でやっていたら倍以上かかったことでしょう。
 だから今回の発表には驚きました。なんとか今からでも考え直してもらえないものかと思っています。
 私にも携帯電話への乗り換えキャンペーンの案内が来ましたが、おそらく大多数のPHSユーザーが気にしているのは、月々のコストでしょう。移行時の端末がいくら安くても、そのあとの使用料が割引ぶんを吹き飛ばしてしまうようでは、二の足を踏んでしまいます。
 以上の点から神尾氏の意見に賛成です。が、同意できない部分もあるのです。
 KDDIグループもDDIポケットをグループから出すという形で、NTTグループと五十歩百歩のことをしています。なぜこのことを問題にしないのでしょうか。
 確かに、ドコモはPHSサービスそのものをやめようとしており、DDIポケットがウィルコムになって存続していることとは大きな違いがあります。しかしドコモがPHS事業を譲渡・売却することが、「幕引き」よりもましな選択肢なのでしょうか。
 売却の道をたどれば、私のようにドッチーモのユーザーは、端末がひとつなのに契約している会社がふたつあるという事態になり、はなはだ不便です。
 ひとつのことに的を絞り、会社の仕組みを構築する観点から見れば、ドコモの決断はもっともなことです。万が一ドコモが存続できない事態になれば利用者の損害は計り知れないでしょう。そういうことも含めて考えれば、何が最善なのかは簡単には決められないことではないでしょうか。
 また「PHSがダメなのではなく、(ドコモの)運営がダメだっただけ」というウィルコム役員のコメントがありましたが、PHSに特化した体制をとれるウィルコムと、さまざまなサービスを総花的に展開しているドコモとを同列に論じることには無理があるでしょう。
 神尾氏の主張はおおむねにおいてもっともなことだと思います。しかし、逆、あるいは異なる立場や視点から考えたらどうなるのかという点まで包含した報道を期待したいと存じます。
(東京都北区・砂押英文・36歳)


返事

確かに、企業がなくなったときの社会への影響も無視できません。ご意見ありがとうございました。

おたより

どんどん使いたい
ショートカットキー

 5月15日号の特集「ショートカットキー166個大集合」は、本当に役立ちました。一度使うともう手放せないものばかりでした。
 私は、もう5年以上パソコンを使っているのですが、ショートカットキーの大部分を知りませんでした。というのも、パソコンを使うといっても、課題のリポート作成、ホームページ閲覧、メールの送信や受信という程度ですから。まさに宝の持ち腐れです。
 特に役立ったものの一つは、ワードで文書入力中に[Ctrl]キーを押しながら[S]キーを押す技。マウスを使いメニューバーから「ファイル」を選択し「上書き保存」を実行するより、すばやく上書き保存ができるなんて、目からうろこが落ちました。これからは、どんどんショートカットキーを活用したいです。
(兵庫県夢前町・ふみ・23歳)


返事

ショートカットキーは長く使っている人でも意外に知らなかったりします。[Ctrl]+[S]は多くの場面で使えます。ぜひ活用してください。

編集部から

●趣味と道楽な「アサヒカメラ」から来ました。「門前の小僧」で、つい面白そうなカメラやレンズを買ってしまい、カビ対策で困ったものです。で、本誌で門前の小僧をやると、やはりパソコンとソフトを買いあさることになるのでしょうか。ウチのデジタル化は遅れているので、エライことになりそうです。まずはアンペアを変更してコンセントを増やさないと……。(安)

●手ブレしたり露出が合っていなかったり、カメラが高性能になっても100%成功といかないのが写真の難しいところ。というわけで、今回は手ブレ対策の特集です。ちなみに私の過去最大の失敗は、海外旅行中、タクシーの中にデジカメを置き忘れてしまったことです……。(垣)

●某国産オンラインゲームにハマって約3年。すっかり生活の一部と化すダメっぷりです。ゲーム内容はともかく、ほかのプレーヤーとのチャットにハマり、知り合った人たちと実際に会ったことも。お互いハンドルネームで呼び合うのはなんとも奇妙な感じでした……。(ほ)