グローバリゼーション、インターネット、そして増え続ける経済の圧力によって、会議室の中では異なる文化の壁が壊され融合しています。
異なる文化の中でビジネスをする
ここで大きな疑問となるのが、いかにして1つ屋根の下の様々な文化に対応するかということです。ある文化では、個人の距離に強く注意を払いますが、他の文化ではシンプルに握手することで契約がまとまります。
例えば、香港では西洋人に挨拶をする際によく握手をします。中国人は挨拶をするときには目線を下げて敬意を示し、あまり長く目を合わせることは権威に対する挑戦であるとみなされるとして、避けなければなりません。
インド人は年齢に応じて挨拶をします。つまり、部屋の中で一番年齢が高い人に最初に挨拶しなければなりません。また、部屋を立ち去るときには挨拶をして一人一人に感謝を伝えます。男性は男性と、女性は女性と握手をし、男性と女性が握手をすることは滅多にありません。
イタリアはもっともフレンドリーな国の1つですが、ことビジネスにおいては気をつけなければなりません。イタリア人とビジネスをする際には挨拶は非常に熱心なのですが、お互いをファーストネームで呼び合うような関係になるまでの間はとてもフォーマルなものです。それからは両方の頬にエアキスをしたり、左から始めることも許されます。
上記の例からわかるように、異なる文化の人とビジネスをする際には、お互いの気分を害したりせずに気持ちよく迎えることができるように、十分に注意をしなければならないことが明らかです。こうした様々な文化との交流によって、私たちは世界中でいつでも受け入れられるような国際的なビジネス文化を形成しているのかもしれません。