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宗教と食事

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宗教と食事

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ユダヤ教徒は豚肉を食べることができないのに、仏教徒は食べることができるのはどうしてなのでしょう?ほとんど宗教では、食事に関するルールがあります。

宗教と食事

宗教によっては、それを信仰する人々が守らなければならない食事の規則があります。どのようなものがあるのかみてみましょう。

Hinduism ヒンズー教
ヒンズー教ではすべての生命の神聖さを信じています。生命は不当に奪われてはいけません。ほとんどのヒンズー教徒が菜食主義者で、バラモン僧は溶かしバターで調理された野菜料理のみを摂り、アルコールやたまねぎ、にんにくといった強い食べ物は控えます。

Buddhism 仏教
仏教では、菜食主義が推奨されてはいますが、魚や肉を食べることが許されています。僧侶がその生き物を殺すところを見られたり、殺したと疑われたりしていなければ、その肉を食べることができます。人は身体を維持する目的のみで食事をすると信じられているので、貪欲であったり、いかなる食べ物でも切望したり、また、直接殺生に関わったりしてはいけません。しかしながら、ブッダは僧侶たちに10種類の動物について、その尊厳と保護のために食べることを避けるように助言しました。その10種類の動物とは、人間、ゾウ、馬、犬、蛇、ライオン、トラ、ヒョウ、熊、ハイエナです。

Judaism ユダヤ教
"Kashrut カシュルート"というユダヤ教の規定を扱う本文で、ユダヤ教徒が食べてもよい食べ物とそうでないもの、そしてその調理方法について定められています。これらの規則は健康のために定められたものです。コーシャーな(清浄な)食べ物は食べてもよいとされています。ユダヤ教徒は、ひづめが割れていて、反芻する動物だけを食べます。爬虫類や豚は禁じられています。食べ物は完全に血抜きをしなければなりません。宗教儀式としての食肉処理はshochetによって行われなければなりません。肉と一緒に乳製品を摂ることは禁じられていて、ユダヤ教徒によって生産されたワインのみ飲むことができます。

Islam イスラム教
イスラム教における食事規則は、ユダヤ教のものとよく似ています。血、豚、死体で発見された動物、偶像に捧げられた食べ物を食することは禁止されています。