門田は「これが春霞か」と心中でつぶやき、手持ちのスマートフォンで写真を表示した。この近郊では、春霞は季節の風物詩だという。伊達は比較的温暖な地域であり、寒暖差の影響街が霞に覆われるのだ。
駅の南側は駐輪場や駐車場になっていて、さらに静かな雰囲気だった。雑草が育つ空き地に目をやりつつ南へ進むと、周りを民家に囲まれた小さな公園が視界に入った。人の姿はなく、敷地の左半分に申し訳程度の遊具が点在している。(「第六章――住処――」より)
港の見える丘公園
シンボルタワー
高島・海津
黒崎・門司
伊達紋別・有珠山SA
羊蹄山・ふきだし公園
野田弘志氏アトリエ
洞爺湖・小樽