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社長メッセージ

すべての人に、価値ある一冊を

代表取締役社長 市村 友一

 朝日新聞出版は2008年、朝日新聞社の出版部門が独立して生まれました。会社としてはまだ若いのですが、事業の源流は朝日新聞が創刊された1879年(明治12年)にまでさかのぼります。この年の10月に文芸誌を発行したのが始まりです。

 『週刊朝日』も2022年には創刊100周年を迎えます。日本で最も歴史のある総合週刊誌です。1988年に創刊した『AERA』は、そのラテン語の誌名通り、「時代」を切り取って30数年。AERAの名を冠したジュニア誌や子育て雑誌、ムック本などを含め、いまや弊社が誇るブランドとなりました。

 この両週刊誌と連携するネットメディア『AERA dot.』は、その機動性が高い評価を受け、雑誌系ニュースサイトの代表的な存在になっています。

 書籍部門では年間約500冊を出版しており、年を追うごとにバラエティーに富むラインナップとなっています。2019年には今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』が第161回芥川賞に輝き、吉田修一さんの『国宝』は芸術選奨文科大臣賞と中央公論文芸賞をダブル受賞。ほかにも、この5、6年は石橋湛山賞、谷崎潤一郎賞、新書大賞、料理レシピ本準大賞、京都ガイド本大賞、米アイズナー賞・最優秀コミカライズ作品賞……と、受賞ラッシュです。

 ベストセラーも相次いでおり、『ゲッターズ飯田の五星三心占い2021』(全12冊)は166万部、『TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ』もミリオンセラーに、子どもたちに大人気の『科学漫画サバイバル』シリーズは累計1000万部を突破しました。

 こうした快進撃の原動力になっているのが多彩な人材です。従業員210人のうち、8割は会社独立後の入社。部長13人のうち6人は女性です。

 私たちのモットーは「すべての人に、価値ある一冊を」です。2012年に週刊朝日が橋下徹大阪市長(当時)をめぐって、著しく人権を侵害する記事を掲載したことへの反省を踏まえ、策定したものです。私たちは、この言葉を胸に刻み、いい雑誌、いい本、いいコンテンツを届けてまいります。

市村 友一