分冊百科
週刊20世紀
週刊20世紀 1号
定価:294円(税込)
発売日:1999年1月28日
1号 
品切れ・再販未定
フロントページ
昭和天皇のサイン/100通りのことば


巻頭特集
敗戦から再生へ

■相次ぐ玉砕、特攻。大日本帝国「完敗」
真珠湾奇襲で始まった戦争は4年目に入った。沖縄が戦場となり、県民も総力戦を闘う。8月15日、日本は降伏する。
■銃後もまた死と隣り合わせだった
連日の空襲に、国民の衣・食・住ことごとくが戦争の犠牲となった。
■人類史上初の原爆、広島・長崎に炸裂
45年8月6日、アメリカ軍は広島に原子爆弾を投下した。そして長崎・・・。
■焦土に舞い降りてきた新たな支配者
焦土の日本に、最高権力者としてやってきた連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサー元帥。
■戦火消え、世界各地に解放・独立の波
明日知れぬ“夜と霧”の時代を生き延び、生きる喜びと自由を獲得する人々。

ひと
白洲次郎
総司令部相手に堂々とわたりあった、ワンマン吉田の懐刀
並木路子
家族を失った悲しみを乗りこえ明るく歌った「リンゴの唄」

クロニクル1945
写真と年表でこの年を振り返る

[1-2月]初詣で風景、阿波丸撃沈、三河地震、ドレスデン大空襲
[3-4月]国産ペニシリン完成、閲兵するヒトラー、エルベの誓い
[5-7月]大相撲夏場所、ドイツ降伏、ポツダム会談、初の原爆実験
[8月]玉音放送、光復、自刃、戦勝に沸くニューヨーク
[9-10月]政治犯釈放、東京ローズ、枕崎台風、「証言」(河原匡喜)
[11-12月]戦犯裁判、第1回通常国会、浮浪者・浮浪児、引き揚げ者


20世紀社会面
朝日新聞、週刊朝日、アサヒグラフなどの記事に当時の世相を見る

正月にあらず、13月なり/マッカーサーが新婚旅行で泊まった宿/九州大学「生体解剖実験」の怪/白いサツマイモ/世紀残像「聞きそびれた玉音放送」/こども百景・ギブミイチョコレート/45年12月31日付「朝日新聞」天声人語/「朝日新聞」ラジオ欄「紅白音楽試合」/映画「そよかぜ」/本『日米会話手帳』

冥銘録[物故者を追悼する]
西田幾多郎/F・D・ルーズベルト/野口雨情

ふるさと人国記 [1]
北海道(上) 北の大地に掲げられた自立の旗

素顔の宰相 [1]
鈴木貫太郎 武骨にして大芝居をうつ老獪さ

歴史をあるく
まぼろしの地下大本営 長野市松代

広告と生きた世紀 [1]
戦意高揚のポスターとなった国策グラフ誌の表紙