分冊百科
週刊20世紀
週刊20世紀 16号
定価:586円(税込)
発売日:1999年5月13日
16号 
品切れ・再販未定
フロントページ
1959「美智子さん独身最後の晴れ姿」/100通りのことば「なんしてこげんひどかこつ」


総力特集
しっかりネ ミッチー

■“ミッチー”に日本中が騒然、陶然
皇太子ご成婚。日本中お祭り騒ぎだ。その熱狂は止まらない。
4月10日。美智子さんの清楚な美しさに国民は陶然とした。

■伊勢湾台風で名古屋は壊滅状態
台風15号は発達しつつ北上、四国以東を順次暴風雨圏にした。
26日午後、紀伊半島に上陸すると、近畿、中部地方を総ナメにする。

■通勤車中で創られた週刊誌ブーム
サラリーマンを読者対象に、出版社系週刊誌が続々と“乱入”。
■チエミちゃんが高倉健に奪われた!
美智子さんよりひと足先に、若者のアイドルが結婚。
■水俣に奇病!脳が解け全身は硬直
奇病発見から4年目、熊本大医学部は有機水銀説に至る。
しかし、工場側は責任を認めないまま、見舞金契約でケリをつける。

■雪解け・ソ連、謎呼ぶ平和攻勢
ソ連のフルシチョフ首相が訪米、アイゼンハワー大統領に
平和共存を呼びかけた。冷戦は緩んだものの、中ソ関係は悪化する。

■キューバ革命の主役はヒゲの弁護士
カリブ海の島国キューバは、スペインとアメリカの植民地支配から
独立を果たす。その牽引者は青年弁護士カストロらの若者だった。


ひと
唐牛健太郎
痛ましいほどセンシティブな無頼派、放浪の人生貫く
兼高かおる
茶の間に“世界”を運び、日本人を海外旅行へいざなう

クロニクル1959
写真と年表でこの年を振り返る

[1-2月]パーキングメーター登場/霧島山が45年ぶりに噴火
[3-4月]浅沼社会党書記長が訪中/東海道新幹線の起工式
[5-6月]東京五輪決定に乾杯/長嶋、天覧試合本塁打放つ
[7-8月]ミス・ユニバース戴冠/松川事件、上告審判決
[9-10月]「黒い羽根」の街頭募金/月の裏側の撮影に成功
[11-12月]安保反対のデモ隊国会内へ/北朝鮮に帰還始まる


20世紀社会面
朝日新聞、週刊朝日、アサヒグラフなどの記事に当時の世相を見る

皇太子の机上に飾られた写真/沖縄で旧国宝の復元熱、日本に支援要請/戦後初の国産潜水艦が進水/美人スチュワーデス殺人事件/世紀残像─まぶしく映った「団地」住まい/子ども百景─神武景気下の住宅難/活字の周辺『にあんちゃん』/はやり歌「南国土佐を後にして」/食の情景─回転寿司が登場/生きもの往来─キクザトサワヘビ/映画「ギターを持った渡り鳥」

冥銘録[物故者を追悼する]
永井荷風/高浜虚子/内山完造 ほか

ふるさと人国記
秋田(上) “男一匹”的な粘り強さと不動心

素顔の宰相
大平正芳 角栄の助けを借り、怨みも身代わりで

歴史をあるく
「タロ、ジロ」のその後 (北海道大学農学部博物館)

広告と生きた世紀 [15]
中間所得層に「王様」の称号付けた“消費革命”