分冊百科
週刊20世紀
週刊20世紀 24号
定価:586円(税込)
発売日:1999年7月8日
24号 
品切れ・再販未定
フロントページ
1966「旅客機が金属片になるとき」/100通りのことば「ぼくはどこへ行くのだ」


総力特集
空の惨事 地上の黒い霧

■墜落、また墜落!航空惨事ついに5件
全日空機が2月4日、羽田沖に墜落。3月4日、カナダ航空機炎上。
翌5日、英旅客機墜。旅客機の相次ぐ事故に人々は声を失った。

■3Cがもたらした豊かさの内実
マイカーが当たり前になる一方、交通事故死は史上最悪を更新中。
排ガスによる空気汚染が深刻化し、政府は規制に踏み出す。

■国会は自社スキャンダルまみれ
運輸相は地元選挙区に急行を停め、与党の爆弾質問議員は、恐喝。
与党の脱線を追及しない社会党には、実は黒いカネが渡っていた。

■毛沢東、学生を動員し文化大革命を発動
要人の失脚や自殺が相次ぎ、紅衛兵100万人は「造反有理」と
毛沢東に励まされる。文化大革命の全容は、のちに分かるのだが。

■『巨人の星』に教えられた人生のあり方
子供たちに大きな影響を与えるようになった漫画。なかでも
『巨人の星』は、“スポーツ根性もの”という新分野を切り開く。


ひと
金城哲夫
ウチナンチュの心を根っこにウルトラマンを創る
毛沢東
希有のカリスマ性で7億5000万余の民を束ねた

クロニクル1966
写真と年表でこの年を振り返る

[1-2月]ベトナム「マッシャー作戦」/人力飛行機で世界新
[3-4月]豪華客船が横浜港に/米海軍が行方不明の水爆回収
[5-6月]米原潜が横須賀港に初寄港/「ビートルズ台風」上陸
[7-8月]「成田空港」に農民ら猛反発/ライシャワー大使帰国
[9-10月]サルトルとボーボワール来日/接収ダイヤ売り出し
[11-12月]東京で給油タンク車炎上/マンモスタンカー「出光丸」


20世紀社会面
朝日新聞、週刊朝日、アサヒグラフなどの記事に当時の世相を見る

教育ママ“暴走”─テスト用紙盗む/海に消えた?四国巡礼中の歌舞伎役者/大気汚染深刻!動物の肺も真っ黒/車時代の詐欺─当たり屋一家/世紀残像─ビートルズ来日と「文化革命」/子ども百景─水俣病の子ども/活字の周辺『氷点』/はやり歌「骨まで愛して」/食の情景─チンする魔法の箱/生きもの往来─アサヒナキマダラセセリ/映画「男と女」

冥銘録[物故者を追悼する]
鈴木大拙/松本治一郎/W・ディズニー ほか

ふるさと人国記
神奈川(下) 海沿いには文人、内陸には研究者

素顔の宰相
細川護煕 感性で勝負するテレビ時代の申し子

歴史をあるく
3C時代をしのぶ松下電器歴史館 (大阪府門真市)

広告と生きた世紀 [22]
ビタミンブームで“ひとり勝ち”する強力CM

はじめてモノがたり [19]
業務用から家庭用へ「チン」(電子レンジ)