奈良/法起寺 中宮寺 当麻寺 当麻寺奥院
中宮寺と法起寺はともに、法隆寺と同じ斑鳩の地に尼寺として建立されました。当麻寺は大和と河内の境界をなす二上山の東麓にあります。この号では、飛鳥彫刻の美を代表する名作として知られる中宮寺の半か思惟の菩薩像をはじめ、よく知られた国宝を最新の研究でご紹介します。
●国宝解説
法起寺三重塔/菩薩半か像(中宮寺)/天寿国繍帳残闕(中宮寺)/当麻曼荼羅厨子(当麻寺)/当麻寺本堂/綴織阿弥陀浄土変相図(当麻寺)/弥勒仏坐像(当麻寺)/梵鐘(当麻寺)/当麻寺東塔/当麻寺西塔/倶利迦羅竜蒔絵経箱(当麻寺奥院)
●所蔵先紹介
中宮寺/法起寺─斑鳩の二つの尼寺
当麻寺/当麻寺奥院─二上山東麓の寺
●特集
弥勒のたどった道
●コラム
中宮寺の歴史を掘る
失われた「天寿国」を再現する
当麻寺練供養
大津皇子と二上山