大阪/孝恩寺 慈眼院 観心寺 金剛寺 和泉市久保惣記念美術館 正木美術館
古くから女性の参拝を許したため「女人高野」の名でも知られる金剛寺は、観心寺とともに南北朝の争乱期には南朝の行在所だったことのある寺です。和泉出身の行基はこの地域を中心に49の寺院を建てたとされます。コレクターが集めた、平安の風雅を伝える書などもご紹介します。
●国宝解説
孝恩寺観音堂/慈眼院多宝塔
青磁鳳凰耳花生 銘万声/歌仙歌合(以上和泉市久保惣記念美術館)
小野道風筆三体白氏詩巻/藤原行成筆白氏詩巻/大燈国師墨蹟 渓林偈、南嶽偈(以上正木美術館)
金堂/如意輪観音坐像/観心寺縁起資財帳(以上観心寺)
延喜式 巻第十二残巻、第十四、第十六/延喜式神名帳/剣 無銘(以上金剛寺)
●所蔵先紹介
孝恩寺──平安期に遡る仏像群
慈眼院──豊臣秀頼による再建
和泉市久保惣記念美術館/正木美術館──和泉の二つの美術館
観心寺──南朝・楠木氏の本拠地
金剛寺──女人高野として有名
●地域紹介
歴史と物語の舞台・和泉と南河内
●特集
南河内の文化財
●コラム
孝恩寺の仏像
海を渡った和泉の文化財
観心寺の仏像
金剛寺の仏像