イギリス公使の通訳として、幕末から明治の日本に滞在したアーネスト・サトウの半生を追う大作、『遠い崖』全14巻中の第11巻。明治7年の台湾征討から、清国との関係悪化、大久保利通の北京派遣、イギリスの駐清公使ウェードの調停とつづく「北京交渉」一連の経緯を追い、大久保の活躍を描く。一方サトウは論文「古神道の復興」を発表、日本学者としての道を着実に歩みつづける。
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