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問題はロシアより、むしろアメリカだ
エマニュエル・トッド
池上 彰
大野 舞
790円(本体価格)/869円(税込価格)
世界の頭脳であるフランス人人口学者のエマニュエル・トッド氏と、ジャーナリストの池上彰氏が、ウクライナ戦争後の世界を読み解く。覇権国家として君臨してきたアメリカの力が弱まり、多極化、多様化する世界が訪れる──。この世界はどうなっていくのか。
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2035年の世界地図
エマニュエル・トッド
マルクス・ガブリエル
ジャック・アタリ
ブランコ・ミラノビッチ
東 浩紀
市原 麻衣子
小川 さやか
與那覇 潤
青山 直篤
宮地 ゆう
吉岡 桂子
長野 智子
850円(本体価格)/935円(税込価格)
戦争、疫病、貧困と分断、テクノロジーと資本の暴走──歴史はかつてなく不確実性を増している。「転換点」を迎えた世界をどうとらえるのか。縮みゆく日本で、私たちがなしうることは何か。人類最高の知性の目が見据える「2035年」の未来予想図。
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パンデミック以後
エマニュエル・トッド
大野 博人
笠井 哲也
高久 潤
750円(本体価格)/825円(税込価格)
新型コロナは国家の衝突と教育階層の分断を決定的なものにした。
社会格差と宗教対立も深刻で、「トランプ退場」後もグローバルな地殻変動は続く。この近代最大の危機とどう向き合えばよいか。
世界と人類の大転換を現代最高の知性が読み解く。
<内容>
1 トランプ政権が意味したこと
――民主主義に対する本当の脅威を見過ごしてはいけない
トランプ氏は重要な大統領だった/時代が求めた「逸脱した」人物
「上品な」装いのトランプ政策を/経済から離れてしまった民主党の主張
まちがった意識、迷走する意識/「トランプ排除」は政策にならない
分断を進めたのはトランプ氏か?/中国の脅威を暴いたコロナ禍
米国はロシアを中国から引き離せ/問題解決能力がないのに力を増す「国家」
悲劇のように語られた喜劇
2 新型コロナ禍の国家と社会
――中流階級の転落が人々の社会への認識を変えるだろう
国民国家システムが勝利したわけではない/中間層も転落
ジレジョーヌ(黄色いベスト)運動は再統合への始まり/人口問題についての日本の「幻想」
中国は危ない国になっている/「能動的な」帰属意識/米中争覇は悪いことではない
3 新型コロナは「戦争」ではなく「失敗」
――グローバル化では命も生活も守れないことがはっきりした
パンデミックは不平等を加速させる/グローバル化で生活は守れない
4 不自由な自由貿易
――自由貿易の「自由」は、かつての奴隷制と関係がある
トランプの方が真実を語っていた/過度の自由貿易が社会を分断/自由貿易は宗教に近い/保護主義が民主主義を取り戻す/WTOは保護主義移行機関に
5 冷戦終結30年
――古い資本主義が世界を覆い、欧州は第三の自壊に向かう
ロシアは欧米に裏切られ、囲い込まれた/超大国は一つより二つの方がまし
東西ドイツ再統一で米国は欧州をコントロールする力を失った
欧州は両大戦に続く第三の自壊が起きている/
共産主義崩壊で恐れるものが消え、古い資本主義が再登場
6 家族制度と移民
――女性の労働環境整備と教育への投資を日本はすべきだ
日本は新自由主義に囚われている/「直系家族のゾンビ」
島国のアイデンティティー/移民の問題は男女の関係に似ている
問題は移民か経済か/移民を受け入れるためにも出生率の向上を
あとがき
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世界の未来
エマニュエル・トッド
ピエール・ロザンヴァロン
ヴォルフガング・シュトレーク
ジェームズ・ホリフィールド
720円(本体価格)/792円(税込価格)
資本主義とグローバリズムが民衆を収奪し、ポピュリズムと分断、憎悪が世界を暗雲のように覆う・・・・・・。民主主義が機能不全を起こす中で、歴史的転換期に入った現代社会。不確実な未来を見通すための確たるビジョンを提示する。これが「世界の知性」の答えだ!
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トランプは世界をどう変えるか?
エマニュエル・トッド
佐藤 優
720円(本体価格)/792円(税込価格)
トランプ大統領誕生で世界は、日本はどう変わるか? 米・中・露の覇権は? 世界経済は好転するか、保護主義で恐慌に突入か? 日本は自主防衛できるか? 戦争のリスクは増大するか?──反グローバリズムの奔流と新しい世界秩序を最強論客が読み解く!
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グローバリズム以後
エマニュエル・トッド
720円(本体価格)/792円(税込価格)
「グローバリズムへの懐疑」「テロの恐怖の前に世界は」「Gゼロ時代で不安定化する世界はどうなる」「トランプ旋風にみる反知性主義の潮流にどう抗するか」「日本はどうあるべきか」──当代一の知識人が混迷の世界を読み解く。