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リスクを生きる
内田 樹
岩田 健太郎
780円(本体価格)/858円(税込価格)
競わず、裁かず、虐げず。
いじめも査定主義もそろそろ終わりにしませんか?
パンデミックが可視化したリスク社会を生きるすべ、不条理な現実を立体視する実践知がここに!
ウイルスがほんとうは何ものであり、どういうふるまいをするのか「わからない」。
それでも、経験的にわかること、実践的にできることはある。
あれば、それをする。――内田樹
コロナ禍のようなことが突然起こる不条理な世界で生きていくには、粘り強さというか、殴られてもめげずに立ち上がる根性のような、ある種のハードボイルドな生き方が必要だ。――岩田健太郎
◎目次より
【第1章】感染症が衝く社会の急所
・「わかっている」人ほどわかっていない感染症
・勝者が総取りする「東京的なゲーム」
・空洞化する高等教育のゆくえ
・反知性主義のバックラッシュ
・イエスマンを見分けるブルシット・ジョブ
・語られない東京オリンピック etc.
【第2章】査定といじめの相似構造
・孤独が蔓延る競争社会
・人を意地悪にする査定的な眼差し
・チームのパフォーマンスを上げるには
・日本の学力を下げた教育の市場化
・いじめにGOサインを出す教師
・管理業務を最小化せよ etc.
【第3章】不条理を生きる
・ダイヤモンド・プリンセス号動画配信で果たせた役割
・情報を商品扱いするメディア
・サイエンティフィック・マインドが欠けた学び
・非専門家だからこそできること
・この世は不条理なものである
・ハードボイルドという寛容さ
・スキームを切り替えながら生きる etc.
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私たちはどう生きるか
阿川 佐和子
東 浩紀
岩田 健太郎
宇佐見 りん
オードリー・タン
カーメン・ラインハート
金原 ひとみ
桐野 夏生
金田一 秀穂
クラウス・シュワブ
グレン・ワイル
瀬戸内 寂聴
多和田 葉子
筒井 康隆
出口 康夫
西浦 博
パオロ・ジョルダーノ
マルクス・ガブリエル
柳田 邦男
ロバート・キャンベル
朝日新聞社
750円(本体価格)/825円(税込価格)
新型コロナで世界は大変容した。経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく転換した。これから日本人はどのように生き、どのような未来を描けばよいのか。多分野で活躍する賢人たちの思考と言葉で導く論考集。
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コロナと生きる
内田 樹
岩田 健太郎
810円(本体価格)/891円(税込価格)
リスクを受け入れ、他人とずれながら持久走。それが、コロナの時代。
新型コロナウイルスのパンデミックが無効化させた、ゼロサム競争、同調圧力、新自由主義。
経済格差や分断が急速に広がるなかで、感染対策と経済活動に引き裂かれる社会。
これまでの日常が非日常となった今、明日に向けての指針とは?
コロナ禍における心身自由な生き方について、5月、6月、7月と変わりゆく状況下で語り合ったすべてがここに!
〈科学的な態度、科学的な専門性だけが、感染症学的な新型コロナウイルス感染症を最適化させる可能性を秘めているのです〉――岩田健太郎「はじめに」より
〈ここで論じられた2020年のコロナウイルスについての一連の出来事は少し時間が経ってしまったら「昔の話」として忘れられてしまうと思います。でも、「科学的な態度」がどういうものかを知るための資料としては時間が経ってもその価値を減じることはないと思います〉――内田樹「おわりに」より
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ワインは毒か、薬か。
岩田 健太郎
1500円(本体価格)/1650円(税込価格)
感染症は微生物が起こす病気である。そして、ワインや日本酒などのアルコールは、微生物が発酵によって作り出す飲み物である。両者の共通項は、とても多い。「川島なお美のがん死とワインの関係」ほか、ワインの歴史や新事実をひもときながら、感染症専門医が「アルコールと健康の関係」を解説する。
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もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典
岩田 健太郎
石川 雅之
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
医師・岩田健太郎氏による「メディカル朝日」での好評連載を単行本化。時に医学的見地から真面目に、時には独特の文体でわかりやすく、面白く感染症をひもとく。イラストは、累計発行部数450万部のマンガ『もやしもん』の作者・石川雅之氏。描き下ろしマンガも収録。