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密室大全
青柳 碧人
大山 誠一郎
恩田 陸
貴志 祐介
中山 七里
東川 篤哉
麻耶 雄嵩
若竹 七海
千街 晶之
1000円(本体価格)/1100円(税込価格)
海の中の城で起きた殺人事件、雪に残った足跡が作り出した密室、入り江という閉ざされた空間──。普遍的に人々を魅了し続ける密室という名の荘厳な非日常空間、緻密に構築されたトリックに挑む究極のミステリーアンソロジー。
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歪んだ名画
赤江 瀑
泡坂 妻夫
恩田 陸
黒川 博行
法月 綸太郎
平山 夢明
松本 清張
連城 三紀彦
千街 晶之
880円(本体価格)/968円(税込価格)
立石の営む古美術店に、なじみの客から大量の骨董品を売りたいと申し出があった。それらの品にはある秘密が隠されていて──(「老松ぼっくり」)。掛物、陶磁器、絵画、刺青など美術にまつわる傑作ミステリーを集めた短編アンソロジー。
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錆びた太陽
恩田 陸
740円(本体価格)/814円(税込価格)
原発事故で汚染された地域を巡回する
ロボットたちのもとに、謎の女が現れた――。
彼女の目的は一体何なのか!?
立入制限区域をパトロールするロボット「ウルトラエイト」の居住区に現れた、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子。だが、彼らには、人間の訪問が知らされていなかった。戸惑いながらも、人間である徳子の命令に従うことにするのだが・・・・・・。
「私たちは、こんにち、とても不条理で嘘臭くて、もはや笑い飛ばすしかない世界に生きている」とは著者の言だ(単行本版の初回限定メッセージカードより)。では、このような現実を前に、私たちはどういった語りを選ぶべきなのか?“笑い飛ばすしかない世界”を語る言葉とは? 著者はどのようなアプローチを選択したのか?
――作家・宮内悠介氏(解説より)
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EPITAPH東京
恩田 陸
640円(本体価格)/704円(税込価格)
『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)で直木賞&本屋大賞を受賞後、初の文庫。
スピンオフ小説「悪い春」を特別収録。
東日本大震災を経て、刻々と変貌していく《東京》を舞台にした戯曲
『エピタフ東京』を書きあぐねている“筆者K”は、吸血鬼だと名乗る吉屋と出会う。彼は「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが・・・・・・。
将門の首塚、天皇陵・・・・・・東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「Piece」。徐々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作『エピタフ東京』。吉屋の視点から語られる「drawing」。
三つの物語がたどり着く、その先にあるものとは――。
ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!
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錆びた太陽
恩田 陸
1700円(本体価格)/1870円(税込価格)
「最後の事故」で、人間が立ち入れなくなった地域をパトロールしているロボット「ウルトラ・エイト」。彼らの居住区に、ある日、人間が現れた。国税庁から来たという20代の女性・財護徳子。人間である彼女の命令に従わざるを得ないロボットたち……。恩田陸の想像力が炸裂する本格長編小説。
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EPITAPH東京
恩田 陸
1700円(本体価格)/1870円(税込価格)
『六番目の小夜子』『夜のピクニック』『ユージニア』『中庭の出来事』『夢違』……ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!!待望の最新長編小説。東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」――。その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者K”は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るための鍵は、死者です」と囁きかけるのだが……。将門の首塚、天皇陵……東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。序々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。吉屋の視点から語られる「drawing」。三つの物語がたどり着く、その先にあるものとは――。
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六月の夜と昼のあわいに
恩田 陸
480円(本体価格)/528円(税込価格)
ミステリー、SF、ファンタジー、私小説、ルポルタージュ……小説のあらゆる形式を堪能できる、試みに満ちた恩田ワールドの新境地。フランス文学者・杉本秀太郎氏による詩・俳句・短歌と、希代の新鋭画家の作品に導かれるように紡がれる10編の小説。
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作家の口福
恩田 陸
560円(本体価格)/616円(税込価格)
あなたの忘れられない「食」の想い出とは――? 幼い頃、匂いや味を想像しながら本で読んだ未知の果物・ネーブル。トーストと炒めた甘いキャベツとベーコンが薫り立つ平和な日曜日の朝食。鳥のさえずりの中、緑輝く庭でウィグルの一家が総出でご馳走してくれた、麺から作る刻んだ野菜と羊肉のラグメン。気鋭の作家20人が紡ぎだすとびきり美味しいエッセイ集。
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六月の夜と昼のあわいに
恩田 陸
1500円(本体価格)/1650円(税込価格)
ミステリー、SF、ファンタジー、ノンフィクション等々……あらゆる小説の形式と恩田作品がもつ魅力をすべて投入した、「夢十夜」を思わせる全く新しい小説集。フランス文学者・杉本秀太郎による序詞(詩、俳句、短歌)に秘められた謎と、希代の新鋭画家による10のイメージに誘われた、摩訶不思議な10の作品世界。本好きであれば手許におかずにはいられない、恩田ファンには必携の奇書、ここに誕生!
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ネクロポリス 下
恩田 陸
720円(本体価格)/792円(税込価格)
英国と日本の文化が融合した世界「V.ファー」の「アナザーヒル」では、死者と交流する「ヒガン」と呼ばれる行事が毎年行われている。「V.ファー」で連続殺人事件が発生した年、聖地である「アナザーヒル」でも事件が起きる。犯人探しが進むなか、不思議な風習に彩られた「アナザーヒル」が変質し始める――。著者初の上下巻作品となった大作ファンタジーが待望の文庫化。解説は漫画家・萩尾望都氏。