妻に異変が起きたのは、結婚4年目、彼女が29歳の時だった。摂食障害、アルコール依存症……。介護と仕事、その両立に悩み続けた20年近くにわたる自らの体験を、貧困ジャーナリズム賞受賞歴もある朝日新聞記者が克明に綴る。
<書店の皆様へ ゲラ・拡材のご希望はこちら>凄まじい、壮絶な、心の底から震えるものを読みました。
一気に読めたのは新聞記者が書いた文章だったからかもしれません。
誰もが明日は我が身……。
漫画家 おかざき真里さん
ここで描かれるのは、生きることそのものである。
「人生」と闘った壮絶な記録。
作家・社会学者 岸政彦さん
壮絶な介護の記録。ただ、その「壮絶」のなかば以上が、日本の精神科医療の貧困に起因するように思われて、申し訳ない思いもある。少しでも平穏な日々が続きますように。
精神科医 斎藤環さん
20年……。愛以外思いつかない。傑作ルポっていうか、スーパー大傑作ルポだと思いました。
翻訳家・エッセイスト 村井理子さん
妻はもちろんのこと、書いた夫もサバイバーだ。
生き延びたこのひとたちを心から尊敬する。
作家 村山由佳さん