若宮啓文著『戦後70年 保守のアジア観』(朝日選書、2014年12月発売)が、2015年(第36回)石橋湛山賞を受賞しました。

著者は1948年生まれ。1970年に朝日新聞記者となり、政治部長、論説主幹、主筆などを経て、現在、(公財)日本国際交流センターのシニア・フェロー。慶應義塾大学と龍谷大学で客員教授、韓国の東西大学で碩座教授、ソウル大学日本研究所で客員研究員もしている。

以下は、主催の石橋湛山記念財団の講評です。
アジアとの和解と反発の間を揺れ動く戦後政治の姿を、数多くの現場に立ち会った豊富な経験から臨場感たっぷりに読み解き、東アジアの「波高き海」を「平和の海」にするべく、政治指導者たちにいっそうの英知を求めています。選考委員が一致して本書を推薦したのは、急速に進むこの国の政治やメディア状況の劣化に対して警鐘を鳴らす役割を期待したからです。


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