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ASAHIパソコンフォーラム  2005年4月1日号

イラスト

イラスト・日の友太

おたより

ノキア製携帯電話
702NKはスゴいぞ

 携帯電話なんて話せればいいと思っていた。しかしボーダフォンが発売したノキア製の携帯702NKを昨年末に衝動買いして、この考えはがらりと変わった。702NKがあれば、パソコンなんてもういらないと思えるほどなのである。
 いままでは手帳代わりにPDAを使っていたが、これが702NKでまかなえるようになった。小型のデジタルカメラもついている。外出するときはPDA、デジカメ、そして携帯をカバンに入れていたのが携帯ひとつですむようになった。この身軽さはなんともすてきだ。
 それ以上に感激したのがこの端末のメール機能。私の契約では一定容量のメールは無料で受信できる。これまでは料金が高くなることを恐れて出張先にノートパソコンを持って出かけ、ホテルなどからアクセスし、まとめて返事を書いていた。いまはパソコンのメールを転送し、必要なものはすぐに携帯から返信している。
 購入した当初、バッテリーが半日ももたないので、初期不良かと思って修理に出した。それも異常なしで戻ってきて、いまはよく使っても充電せずに3~4日はもつ。
 使いはじめて1カ月半になるが、料金も契約したプランの枠内にほぼおさまっている。702NKはこれまで日本にはなかったスマートフォンとほぼ同じように動作する携帯電話。使い勝手もスマートで、動作保証はされていないがオペラなどのソフトをインストールして機能を拡張できる。702NKの情報を交換するブログをあちらこちらのぞきながら、久方ぶりにIT機器らしい喜びを味わっている。
(埼玉県所沢市・身体はスマート?・41歳)


返事

小誌編集部内でも話題のノキア702NK。オペラなどのフルブラウザーも利用できるのが便利ですね。

おたより

低価格に潜む落とし穴

 私は過当な価格競争はゴミを量産するのではないかと非常に心配している。なぜなら、低価格で購入しても、修理費用が同等にかかったら、だれも修理しなくなるからだ。
 昨年、購入してわずか1年と数日の複合機プリンターが壊れた。印刷中にけたたましい機械音とともに止まり、排紙口には鉛筆大の太さのスプリングがころがっていた。メカの不良で停止したのは明白だった。
 修理依頼後、メーカーから返送されてきた同機とサービスレポートを見てあぜんとした。「修理方法:本体交換、料金1万4000円」とあったからだ。私は昨年、同機をカメラ量販店で1万8000円で購入した際、万が一を考慮して600円の保険料を払って延長保証に加入した。
 それが1年とわずか数日で、1万4000円を請求されるとは想像もしなかった。しかも、私が加入している延長保証は保険と同様に、いったん契約者が全額修理費用を立て替え、その後必要書類を添えて保険金請求をするシステムだから、最終的に自己負担金は3000円程度になるはずだった。
 しかし、高額な機器なら少額で助かったという気持ちになるが、私の場合はまるで新しい複合機を買わされたような後味の悪さが残った。
 年末年始商戦の店頭には、同機の上位モデルが1万円を下回る価格で山積みされていたのも、気分の悪さを増幅した。メーカーは修理にかかる工賃・技術料がペイしないから、本体交換1万4000円の処理をしたのだろうか。
 さらに回収された私の故障機が修理されることはなく、即廃棄処分になることを意味しているのではないかとも思ってしまう。メーカーは安さだけでなく、寿命を考慮した製品の企画・製造をするべきであると考える。
(東京都日野市・ひのぱんだ・42歳)


返事

修理代金はなかなか納得いかない場合がありますね。さりとて、新品を購入するのももったいないですしね。

編集部から

●産休が明け、ひさびさに編集部に復帰しました。約9カ月のブランクの間、外からぼんやり業界を眺めていましたが、次世代光ディスクや薄型テレビの再編など、デジタル家電の世界は状況がまるで変わってしまい、ついていくのが大変。一方、PCの世界はあんまり変わっていないようですが、IBMがPC部門売却。デジカメも失速。ちと、さびしい気もします。(の)

●しばらく胃痛に苦しんでいました。年初に米国出張に行き、帰国後に発症。編集部の某氏は「胃酸過多になったのは体が米国仕様になったからですよ。米国の料理は量が多いから胃液も大量に必要」と推察。確かにすごい量だけど、じゃあ、来日した米国人はみんな胃痛?(伊丹)

●桜の開花も間近。♪春のうららで、日和ものどかになって来ます。でも113連敗馬「ハルウララ」は今月予定の引退レースが延期。のどかな余生もお預けです。ネットではスパイウエアやブラクラなど厄介なものが横行。そこで無料でできるセキュリティー対策をご紹介します。(G)