iTunesで広がった世界

　11/1号のAV&DVDゼミナール（「iTunes Music Storeを使ってみよう」）は、とても役に立ちました。
　思い返すと1年前の私は、パソコンで音楽を聴くことなど考えもせず、PCにつながれたスピーカーは、場所を取る邪魔物にしかすぎなかったのです。
　それが……。ふとしたきっかけで、iTunesをインストールしたのが、ことの始まり。試しに手持ちのCDをインポートしてみたところ、その速さと操作の簡単さにびっくり！ つい面白くなって次々とCDを取り込み、PCを操作しながら音楽を聴く日々が始まったのでした。
　快適音楽生活に目覚めた私は、店頭でiPod miniの実物を見たとたん、その可愛らしさにうっとり＆即、GET！ 8月には待望のiTunes Music Store（iTMS）がオープンし、CDレンタル店で見つけられなかった懐かしい曲を検索してみると、何と！　売っているではありませんか。1曲150円なら缶コーヒー1本と大して変わらないと、またまた即決購入。
　何だか、アップルの策略にものの見事にはまってしまっている気がしますが、いまいましい思いはまったくなく、むしろ心地よく感じられるのは、アップルの戦略の巧みさゆえなのかと、ただただ感心している今日このごろです。
次なる目標はもちろん、動画も見られる新しいiPodの入手。自分の世界が、どんどん広がっていくのを感じて、ワクワクしています。
（東京都目黒区・ひろりん・45歳）

iTMSのビデオ販売も、全世界で100万ダウンロードを突破したそうです。

携帯電話でのPCサイト閲覧に夢中です

　パソコンサイトを見られる携帯電話が発売された。早速買い替えてみたところ、大感激。寝ても覚めても肌身離さずの連日連夜である。小さな画面に表示されるのは、のぞき穴から垣間見るかのようで狭すぎるが、慣れたサイトを見る限りはまったく支障がない。画質も十分に鮮明で不満はない。しかも、これで無理に重たいモバイルPCなどを持ち歩く必要がなくなり、行動範囲が驚くほど広がったのが非常にうれしい。まさに、♪狭～いながらも楽し～い「小窓」～♪という感じの快適な便利モノである。これぞ2005年のMVP間違いなしの大発明である。
　最近の携帯電話は機能を詰め込むため、小ささが逆に不便さを生むことがあるが、いずれは携帯の画面にも何らかの新展開を期待したい。そしてこれを機会に、携帯専用サイトもパソコンに門戸を開いてほしいものである。
（埼玉県越谷市・タイガー・39歳）

来年は番号ポータビリティー制や、携帯端末の海外メーカーの参入もあり、携帯電話から目が離せません。

『生協の白石さん』に思うこと

　『生協の白石さん』という本を購入した。本の内容は大学生協職員の白石さんが、生協に対する意見を募る「ひとことカード」に答えているだけなのだが、その答えが光っている。
　なんとも答えようがないようなふざけた質問にも、クスリとしつつも心が温かくなるコメントを返しているのだ。
　同じくネットで評判になり出版になった『電車男』や『実録鬼嫁日記』の、イキイキと弾むような独特の文体と違って、活字になっているのに自筆の優しさがにじんでいる。
　10年前なら大学の掲示板で張り出されるだけで、期間が過ぎたら処分されてしまっただろうが、ITの時代の今だからこそ、私も本で読むことができた。アナログとデジタルの融合に感謝しつつ、白石さんの世界に浸っている。

（北九州市八幡西区・パンだ・37歳）

ローカルな生協の掲示板が、デジタル時代に注目されるというのは面白いですよね。