門田次郎取材写真ギャラリー

北海道 野田弘志氏アトリエ

 外壁と同じく白で統一されたアトリエは全て吹き抜けになっていて、高い天井の中央に大きな正方形のライトが埋め込まれている。中央奥に画材道具を集めた作業台があり、箱のような筆置きに細筆から角筆まで十五本ほどが寝かせてある。絵の具のチューブも整然と立てられていて、面積十分の四角いパレットは大理石でできていた。

 (「終章――再会――」より)