明治40年11月に亡くなった教育者・宇田三郎は当時、地元福島で著名な人物で、福島訓盲学校を設立し、福島で初めての商業学校・福島商業補修学校(今の福島商業)初代校長として赴任した。貧困な生徒のために尽力したその一生は教育に身を捧げたと言ってもよい。40歳にして病に倒れ没したが、葬儀には多くの参列者の長い列が続いたという。その宇田三郎の幼少から晩年までを追った小説仕立ての伝記である。
★のネット書店は、在庫のない場合や取扱いのない場合があります。