天保年間、中山道をゆく一人の男は、全ての記憶を失っていた。残されたのは手練の武技と奇妙な「四二目の賽」。「かげろう」と呼ばれた男は、己の正体を求めて剣と血の道を開く。時代小説のベテラン作家が、別名義で挑んだ意欲作。
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