父親は、48回目の誕生日当日に死んでしまった。大学入学を目前に控えた伊藤は、父親の会社が持っている独身寮に入寮することになった。ちょっと変わった先輩と、気楽で楽しい毎日を過ごしつつも、「このままでいいのだろうか?」との思いが頭をよぎる。そんな時、いつも思うのは父親のことだった。もっと仲良くしておけば良かったと後悔しつつ、彼は自分の生き方を見詰めていく。著者初の自伝的小説。
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