新書
蕎麦屋の常識・非常識
片山 虎之介
ISBN:9784022734556
定価:792円(税込)
発売日:2012年6月13日
新書判並製  208ページ  新書0355 
品切れ・再販未定

蕎麦好きなら、誰でも知っている「蕎麦屋の常識」というものがある。曰く、「蕎麦は、先っぽをちょっとだけ、蕎麦つゆに浸けて手繰るものだ」、「蕎麦はのどごしで味わうもの」、「蕎麦は挽きたて、打ちたて、茹でたての“三たて”がうまい」等々。だが、これらの「常識」なるものは、本当に本当なのだろうか。
蕎麦は極めてシンプルな料理だ。基本的に、ソバの実という材料を粉にした蕎麦粉と水だけで作られる。だから、素材の味がそのまま出る。というより、素材の持ち味をきちんと引き出さなければならない。素材のよさをどのような形で引き出し、生かすかは、蕎麦職人が頭の中に思い描くイメージにかかっているのだ。
蕎麦屋の暖簾をくぐって、どんどん奥へ進んでいくと、その道は遠い田舎のソバ畑へと続いている。そして、時を隔てた江戸の町にも伸びている。深遠なる蕎麦の魅力を探る旅にご一緒ください。
カラー口絵つき。

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