【三十四帖】若菜上(1)
紫の上、脅かされる正妻の座
光源氏に若菜を献上する玉鬘 狩野養信「源氏物語図屏風」右隻 光源氏の四十賀が、盛大に催される 住吉具慶「源氏物語絵巻」右隻 あらすじ・年立・人物関係図◎小町谷照彦 その一 現代語訳・読みどころ・知識の栞 文=小嶋菜温子 光源氏、祝いの席で玉鬘と詠歌する 土佐光吉「源氏物語手鑑」 その二 現代語訳・読みどころ 文=小嶋菜温子 歌を書きつける紫の上と、見つめる光源氏 土佐光起「源氏物語画帖」 格子の外で待たされる光源氏 土佐光則「白描源氏物語画帖」 光源氏、女三の宮へ文をおくる 「源氏物語図扇面散屏風」右隻 女三の宮への文を梅の枝に結ぶ光源氏 清原雪信「源氏物語画帖」 |
その三 現代語訳・読みどころ 文=小嶋菜温子 早朝、朧月夜の邸を後にする光源氏 住吉具慶「源氏物語絵巻」 源氏絵を愛でる楽しみ◎稲本万里子 歌を味はふ◎尾崎左永子 原文を習ふ◎高木和子 御簾の内がたり◎山本淳子 紫の上は正妻だったのか 平安の大事典◎藤井由紀子 人生の節目と祝賀 祝いの通過儀礼(1) 平成の女房が噂する源氏の恋◎ [大塚ひかり×倉田真由美×辛酸なめ子] 「身分が高くて若い 私と源氏物語◎寺田澄江 |