江戸時代後期の儒学者・海保青陵は、丹後宮津藩家老の家に生まれながら藩席を離れ、儒者として、旅を重ねながら各藩の改革に当たったり、経営の観点から新しい儒学を説いた。天下太平の江戸時代、商業科が進む社会に真摯に立ち向かい、独自の世界を切り開いた異才の全体像を、イギリスの哲学者との比較の視点も交えて解き明かす。
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