天皇・皇后両陛下の御所や宮中三殿のある皇居内の吹上御苑は、武蔵野の自然がそのまま残り自然愛好家には魅力つきない地区。文化功労者の安野光雅画伯は、なかなか参観しにくいこの森に1年4か月かけて通い、四季おりおりの植物画130枚を完成した。春のカタクリやツクシ、夏のアザミやオミナエシ、秋のキキョウやヒガンバナ、冬のサンシュユやロウバイなど、都会では見られなくなった四季おりおりの草木の姿がやさしい色彩であざやかに描かれている。
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