アサヒカメラの人気グラビア企画「ヌード」を別冊化。第一特集では沢渡朔氏を取り上げ、葵つかさ、川上ゆうの撮り下ろし作品や1990年代からアサヒカメラのために撮り下ろしたモノクロ作品の傑作を掲載。また、気鋭の写真家・笠井爾示、戦前に活躍した写真家・野島康三、錦古里孝治、吉川富三らのヌード作品や、戦後のアサヒカメラに掲載されたヌードを紹介するほか、仏文学者・鹿島茂氏やコラムニスト亀和田武氏による日本のグラビア写真の隆盛期を検証した小特集など、ビジュアルで日本のヌード写真史をたどることのできる一冊です。
戦前戦後ヌード検証
特集 沢渡 朔 アイスクリーム 葵つかさ 雨 川上ゆう 沢渡 朔の欲望 文:中森明夫 モノクローム ヌードセレクション1991~ アサヒカメラのグラビアから 官能のうねりに身をまかせて 文:飯沢耕太郎 沢渡 朔 年表 特別対談 沢渡 朔 × 笠井爾示 女を撮ること ヌードを撮ること 葵つかさ、川上ゆう インタビュー |
Special Feature 笠井爾示 Stripped 麻生 希 戦後ヌードとアサヒカメラ 文:上野 修 モデルFをめぐるヌード 野島康三、錦古里孝治、吉川富三 構成・文:藤村里美 「はだか(naked)」から「裸体像(nude)」へ 昭和30年代の「エロ雑誌」に見る写真史の中の猥褻性 文:鹿島 茂 1970'sヌードグラフィティー 文:亀和田武 <訂正> 本誌81ページの鹿島茂氏の寄稿「『はだか(naked)』から『裸体像(nude)』へ」で「これこそが本稿で考えてみたい問い」とあるのは「これこそが本稿で考えてみたい問いである。」の誤りです。編集の段階で文末が欠落しました。訂正します。 |