書籍
つい考えすぎて損する人のための
「バカになって動く」技術
濱田 秀彦
ISBN:9784022512307
定価:1540円(税込)
発売日:2014年11月20日
四六判並製  192ページ 
品切れ・再販未定

企業内研修の講師をはじめて10年がたち、累計受講者が一万人を超えた頃、ふと気づいたことがありました。
私の研修で実施しているコミュニケーションタイプ診断結果で、「分析型」と呼ばれるタイプが非常に多くなってきたのです。
分析型をひとことで言うと「考える人」。「行動の前に、情報を集め、慎重に分析する」「考えるのに時間がかかり、行動が遅れがち」といってもいいでしょう。
私が講師を始めた頃は、受講者30人の中に、6〜7人だった分析型が、いまや、4割を占めるようになりました。
時を同じくして、企業の役員や人事担当者から、30代40代の社員に対して「積極性が足りない」、「レスポンスが悪い」、「話が長くわかりにくい」、「評論家的」といった不満を聞くことが多くなりました。業種業態がまったく違う会社でも、判で押したように同じことをおっしゃいます。
これらは、まさに分析型人間の特徴です。企業の役員や人事担当者が、30代〜40代社員に持つ不満は、分析型社員に対する不満と言ってもよさそうです。
実は、私も分析型人間です。日々、考えている時間が非常に長い。人からガツンと何かを言われても言い返せず、後になって「あの時こう言えば」とひとり反省会。リスクが気になり、すぐに動けない。意見を言おうと考えているうちに、人に意見を言われてしまう。
もし、「私も同じだ」と思うことがあったなら、あなたも分析型かもしれません。
分析型人間は、悪いタイプというわけではありません。計画的、知識が豊富で、客観的、品質管理の仕事に向いてるなど、優れた点もあります。
しかし、他者からは、強みを評価されるより、「前置きが長い」「動きが遅い」といった批判を浴びることの方が多い。分析型は、損をすることが多いタイプなのです。
本書は、分析型人間に向けて、ビジネスライフをどう生きていけばよいかを示すものです。

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