国土そのものを自分自身でつくってきたオランダにとって、将来を想定して現在を営むというのは、詩でなく、土工の一鍬一鍬の現実であったし、いまもそうありつづけている―近代的市民精神がいち早く開花したオランダ。アムステルダムから大堤防やブラバント地方、そしてベルギーにまで足を延ばして、エラスムスやレンブラント、ゴッホらを育んだ風土に触れ、また日本の近代化に果たした役割を思う。
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