国家を滅亡の危機にさらし、自らを解体に追い込んだ陸軍の指導者たち。一体、昭和陸軍とは、そして太平洋戦争とはどのようなものであったのだろうか。戦死した兵士や、過酷な犠牲を強いた国民にいっさい詫びず、誤謬の責任をとろうとしなかった高級軍人の官僚体質を、五百を越す関係者の証言と、膨大な資料で明らかにする。戦後史研究の集大成ともいえる、著者渾身の力作。
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