4度の手術、3度の職場復帰、2度の再発、そしてたった1度の人生――。突然、がんを宣告された若き新聞記者が、どのように「生と死」と向き合い、現実を乗り越えてきたのか。告知からほどなく結婚、二人三脚の長い共闘の日々が始まる。人はひとりで死んでいくけれど、ひとりで生きることはできない。再発から7年近くを経た現在の心境とともに綴る。第51回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。《解説・鎌田實》
★のネット書店は、在庫のない場合や取扱いのない場合があります。