B29の爆撃で空高く広がる赤い煙。背の高いGIが投げてよこしたガムとチョコレート――。敗戦を境に、5歳の少年が見た日常風景の逆転は、それから数十年を経た今も、大きなこだわりとして著者の地肌に染みついている。8・15をはさんで、軍国日本はどう変わったか? 自身のこだわりを土台に据えつつ、戦後民主主義の目で敗戦前後を深く検証する。
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