1962年秋、英国留学を終え、帰国した萩原は「首相池田勇人論」「革新とは何か」などを相次いで発表、一躍論壇の寵児となった。萩原40代前半までのいわゆる「政治評論家」時代の論考を中心に、時評から歴史叙述への移行を編年で見る30編のうち、半数以上がこれまで単行本未収録。国レベルでなく、人と人の国際交流を論じた付録5編は現代にも響く。付録には、梅棹忠夫・京極純一との鼎談も。解説は杉山伸也。
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