HOME / 街道をゆく / 第36巻 本所深川散歩・神田界隈 司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ本所深川旅のルート【旅の時期】 1990年5月20日~22日 深川を訪れた司馬遼太郎は、鳶の頭やかつての川並(木場の筏師)に会い、江戸の昔から侠気で生きてきた人々に思いを馳せる。本所では吉良上野介の屋敷跡や勝海舟の生地を訪ね、また、本所割下水の界隈に住んだ三遊亭円朝や河竹黙阿弥のことを考える。さらに、船で隅田川を下り、川から町や橋を眺め、最後は領国の回向院で、芥川龍之介の小説を心に浮かべる。
※「GoogleMapで見る」のルート表示の線は訪問地のポイントを結んだもので、実際の旅行ルートとは異なる場合があります
神田界隈旅のルート【旅の時期】 1990年10月25日~29日 共立女子大講堂付近の交差点に立った司馬遼太郎は、一帯を見回しながら、江戸期から幕末にかけての護持院ヶ原に思いをはせる。想像は、関東入国当時の徳川家康の城下町造成工事から、福沢諭吉の逸話や森鴎外の小説へと飛ぶ。やがて、旅は<世界でも有数な物学びのまち>を作った歴史を辿り始める。神田於玉ヶ池跡で、北辰一刀流の千葉周作に触れ、湯島聖堂で江戸の学問を考える。ニコライ堂、神田明神に立ち寄りながら、神保町の古書店街に足を踏み入れた司馬さんは、出版社や本屋の巨人たちを次々に思い起こし、最後は、明治期の私学の勃興と、そこで学んだ人びとの志に思いをいたす。
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