本日2月10日に発表された「新書大賞2016」(中央公論新社主催)の大賞受賞作品は、井上章一著『京都ぎらい』(朝日新書)に決定しました。

「新書大賞」は、1年間に刊行されたすべての新書から、その年「最高の一冊」を選ぶ賞です。第9回にあたる「新書大賞2016」では、2015年に刊行された新書を対象に、新書に造詣の深い書店員、書評家、各社新書編集部員など計82名の方々による投票の結果、『京都ぎらい』が大賞に選出されました。

 昨年9月に刊行された本書は、ご当地・京都を発端に全国へ広がり、現在9刷10万部のベストセラーとなっています。作家・佐藤優氏も「京都の洛中の特殊性を語ることを通じて日本人の思考の鋳型ついて論じた秀逸な文化論」と絶賛しています。

なお、第5位に藤田孝典著『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』、第8位に高橋源一郎著『ぼくらの民主主義なんだぜ』と、朝日新書から一挙3冊がベスト10入りの快挙を達成しています。


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