朝日文庫45周年記念 スペシャル対談

朝日文庫45周年記念
スペシャル対談

2022年11月19日付朝日新聞に
辻村深月さん×加藤シゲアキさんの
朝日文庫45周年記念スペシャル対談が掲載されました。

朝日文庫創刊45周年フェア

朝日文庫創刊45周年フェア

私が選んだ朝日文庫は
この一冊!

朝井まかて
さんが選んだ朝日文庫
  • 宇江佐真理
    おはぐろ
    とんぼ

    江戸人情堀物語

    「秋は江戸の物語に遊ぶ! 名も無き人々の情にくすりと笑い、ほろりと揺れる。しみじみと美しい名作短編集です。」

    朝井まかて

加藤シゲアキ
さんが選んだ朝日文庫
  • 車谷長吉

    車谷長吉の人生相談

    人生の
    救い

    「地獄から逃れたければ更なる地獄を見ればいい。絶望という救いを我々は知るべきだ。」

    加藤シゲアキ

恩田陸
さんが選んだ朝日文庫
  • 大出 健 訳
    ディーン・R・クーンツ 著
    ベストセラー
    小説の書き方

    「読者としても作者としても大共感した、読みたい人にも書きたい人にもタメになる、ガイド本にしてエンターテインメントな一冊。」

    恩田陸

朝日文庫創刊45周年
注目作

朝日文庫創刊45周年
注目作
  • 辻村深月
    傲慢と善良

    婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》

  • 朝井まかて
    グッドバイ

    長崎の油商・大浦屋の女あるじ、お希以──のちの大浦慶。黒船来航騒ぎで世情が揺れる中、無鉄砲にも異国との茶葉交易に乗り出し、一度は巨富を築くが、その先に大きな陥穽(かんせい)が待ち受けていた──。実在の商人・大浦慶の生涯を円熟の名手が描いた、傑作歴史小説。

  • 葉室麟
    星と龍

    悪党と呼ばれる一族に生まれた楠木正成の信条は正義。近隣の諸将を討伐した正成は後醍醐天皇の信頼を得ていくが、自ら理想とする世の中と現実との隔たりに困惑し……。著者最後となった未完の長編小説。安部龍太郎氏による、詳細な解説を収録。

  • 中島 要、坂井希久子、
    志川節子、田牧大和、
    藤原緋沙子、和田はつ子
    朝日文庫時代小説アンソロジー
    家族

    居酒屋「だるま」を営むおつやは、姑との確執から13年前に離縁していた。夫のもとに残してきた一人息子のいまの暮らしぶりを耳にし、心が揺れる……(藤原緋沙子「雪よふれ」)。第一線の女性作家それぞれが「家族」をテーマに描く珠玉の6編。文庫オリジナル。

  • 加藤シゲアキ
    できることなら
    スティードで

    大阪やパリ、スリランカ紀行から、故ジャニー喜多川氏との思い出や学校の意義を問う思索まで、広義の"旅"をテーマにした著者初のエッセイ集が待望の文庫化!エッセイ15 編、"旅する" 掌編小説3編の他、文庫版あとがきも収録。《解説・朝吹真理子》

今後も注目作品、続々刊行予定!!

創刊45周年に寄せて

創刊45周年に寄せて

朝日文庫は1977年(昭和52)9月、朝日新聞社の出版局から「朝日文庫版」の名称で創刊されました。

折しも“文庫本ブーム”の最中、第一弾は大佛次郎氏の『天皇の世紀』(全17巻)、團伊玖磨氏の『パイプのけむり』(1~8巻)、そして『中国古典選』(全38巻)。
各社のレーベルが乱立する激戦の中、コンパクト全集という特色を強く意識した、ユニークなものでした。

 以来、2008年4月の朝日新聞出版設立(朝日新聞社からの分社化)をはさんで45年。
 司馬遼太郎さん『街道をゆく』シリーズ、三浦綾子さん『氷点』、長谷川町子さん『サザエさん』シリーズなどのロングセラーを揃え、また時代に応じて何冊ものベストセラーを輩出して参りました。
文芸・ジャーナル・学術・実用……時代の流れに棹差し、時には抗い、ラインナップを広げながら一貫して成長して参りました。

 

そして今――災害・疫病・戦争――我々は未曾有の大変な時代に生きていると実感します。
これまでの歴史が培った叡智に学び、知性を信じつつ、この厳しい状況に負けない強さ、新しい現象に対応できる柔軟さ、何より今を生きることを楽しむ広義の意味でのエンタメを目指して、今後も皆様に愛される文庫を出版して参りたいと存じます。
 引き続き朝日文庫をご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

2022年9月7日

朝日文庫編集部

キャラクター登場!

45周年注目朝日文庫に
キャラクター登場!

こんにちは!朝日文庫の新キャラクター
アーサー&サニーです。

45周年大型企画も準備中です。続報をお待ちください!

売上ベスト20

朝日文庫歴代売上ベスト20編集部員からの推し解説つきです。
  • 小説も映画も各賞を総ナメした作品の輝きは2022年のいまも健在! 上下巻共に100万部突破、朝日文庫の金字塔です。(SI)

  • 驚きの展開、天才的な語り、何より登場人物への公平な視点という宮部文学の魅力が詰まった現代ミステリーの白眉です!(AM)

  • 1994年に文庫化、全45巻。初月の4巻分で240万部の大ベストセラーだったそうです。アニメとは違った面白さが魅力です。(KY)

  • SNSからメール・レポート・プレゼン・論文まで、「わかりやすい文章」を書きたいすべての人へ。文章読本の金字塔!(MU)

  • 1963年の朝日新聞紙上で募集された懸賞小説の入選作。「原罪」を主題に扱った重厚な物語が多くの感動を呼び、その後テレビドラマ化も大ヒットしました。(TM)

  • 過労死した椿山課長が垣間見た過酷な現実を、ユーモアを交えて描いた感動作。2001年から朝日新聞に連載され、映画化・テレビドラマ化もされた大ヒット作です。(MO)

  • 司馬さんがその生涯で最も長く連載を続けたライフワークです。シリーズ全43巻では累計発行部数は1200万部を超えています。(T4)

    • 天声人語(1)*
      嘉治隆一・荒垣秀雄

    言わずと知れた朝日新聞を象徴するコラム集成。激動の終戦直後、1945年9月から49年の12月までのとりわけ日本人にとって切実な時期のものを収録。(TM)

  • 今なお新鮮! 90年代、勢いに乗るダウンタウン松本人志が「週刊朝日」に連載した大人気、赤裸々毒舌エッセイをまとめた『遺書』『松本』の合本です。(MO)

  • 1997年から「小説トリッパー」に連載された、すべてを失った主人公が病の母を救うために命がけの旅に出る感動作です。(MO)

    • 中国の旅*
      本多勝一

    戦争中の中国における日本軍の行動を、中国側の視点から明らかにする。著者が1971年に訪中・取材したルポです。(MU)

    • 愛される理由*
      二谷友里恵

    現在は実業家として活躍する著者。当時の女優としてのきらめく日々を書き留めて、一躍大ベストセラーとなりました。(TM)

  • 2002年から「小説トリッパー」に連載。阪神大震災前日のN県警内の権力抗争を緻密に描いた、著者渾身の長編警察小説です。(MO)

  • 悩みを抱えた人々が向かった先は北海道。そこで手渡されたのは「結末のない物語」だった⁉……湊さんの新境地です!(KY)

  • 全4巻。「サザエさん」で描けない「いじわる」をテーマに、長谷川町子さんが思う存分、描いています。爆笑必至!(KY)

    • 積木の箱(上)*
      三浦綾子

    中学教師の目線から「家族」を主題に描いた作品。『氷点』が大ヒットした直後、1967年から翌年まで朝日新聞に連載され、その後映画・テレビ化も大ヒット。(TM)

    • アメリカ合州国*
      本多勝一

    圧倒的弱者(黒人と先住民族)の側から見た「自由と平等、民主主義の国」の実像。アメリカ観を根底から覆すルポルタージュです。(MU)

    • パイプのけむり(1)*
      團伊玖磨

    36年にわたり「アサヒグラフ」に連載され、単行本は27冊刊行されました。ユーモアとウイットに富んだ人気シリーズでした。(TM)

    • 相棒
      輿水泰弘(脚本)
      碇卯人(ノベライズ)

    天才的な頭脳をもつ変わり者の杉下右京と熱血漢の亀山薫――警視庁特命係のふたりが数々の難事件に挑む「相棒」。長く続くシリーズの原点です!(TY)

  • 父の転勤により岩手県に引っ越した一家とその家に住みついた座敷わらしとの交流を描く、第139回直木賞の候補にもなった作品です。(T4)

注・*は品切れ、シリーズは1冊目のみをランキングに入れました。