司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ※「GoogleMapで見る」のルート表示の線は訪問地のポイントを結んだもので、実際の旅行ルートとは異なる場合があります 旅のルート【旅の時期】 1974年4月 4月1日、司馬遼太郎は那覇へ飛んだ。首里の坂道を歩きながら沖縄戦で失われた美しい街並みを思い描く。夜、作家の島尾敏雄と「倭人」や「琉球弧」をテーマに対談。その後、糸満漁港を訪れ、海に生きてきた人たちを思い、いよいよ先島の入り口、石垣島へ。石垣の市場や商店街を巡った後、宮良殿内、石垣家、宮鳥御嶽を訪れ、沖縄の聖地について考える。午後、船で竹富島へ。オート三輪で竹富島の名所を巡る。犬の井戸、牛岡の丘、森の中の鍛冶遺跡、星砂の浜、喜宝院蒐集館、小城盛、島仲家、そして美女クヤマの安里家。サンゴでできたこの美しい島では、鉄器の伝来や海上交通、祭祀と祝女の手がかりを見いだす。台風でしばし足止めされるが、石垣空港から南西航空「さしば」で黒潮のみちを逆行して日本最西端の与那国島へ。波多浜の門中墓、遠目に見た与那国馬、サンニヌ台、女首長サンアイ・イソバの大岩と碑、トゥング田などを巡り、人頭税に苦しめられたこの島の歴史を遡る。村の劇場を訪れて狂言と琉歌を観劇しつつ旅を終える。
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