司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ※「GoogleMapで見る」のルート表示の線は訪問地のポイントを結んだもので、実際の旅行ルートとは異なる場合があります 旅のルート【旅の時期】 1981年5月31日~6月6日 江南(長江下流の南側に広がる肥沃な地域)は、歴史を通じて文化的水準が高く、日本との関わりが深かった。司馬さんは、江南を代表する4つの都市、蘇州、杭州、紹興、寧波を巡りながら、日本にとって「文明の灯台」だった中国について考えを深めていった。蘇州では、現存する城門に沿って旧蘇州城の外郭を歩いた。杭州では、そこに都をおいた南宋と日本との関わりについて考え、また龍井(竜井)の茶畑を見て中国茶の日本への影響を思った。紹興では魯迅故居を訪ね、中国の知識人階級の暮らしについて考察する。最後に訪れた寧波では、遣唐使や鎌倉時代の留学僧らが上陸した港や天童山を訪ね、文化の吸収に努めたかつての日本人たちへ思いを馳せた。
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