司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ※「GoogleMapで見る」のルート表示の線は訪問地のポイントを結んだもので、実際の旅行ルートとは異なる場合があります 1月の旅旅のルート【旅の時期】 1993年1月 「国家とはなにか」を考えながら台湾をゆく。台北へゆき、作家の陳舜臣氏とともに官邸へ招かれ、李登輝総統に会う。台北のまちを歩きながら、この地とかかわりあった明治の日本人の名が脳裏に明滅。新竹のシリコンバレー、山中の景勝地・日月潭などを訪れ、嘉南平野にある「烏山頭水庫」で、ダム工事を指導した八田與一の銅像と夫妻の墓碑を見る。高雄から台南へ。大航海時代のオランダ人が建てた赤崁楼とゼーランジャ城を見て、担仔麺を食べながら、彼らの活動ぶりを思い描く。その後に台湾を統治した鄭成功の短い生涯を惜しむ。
4月の再訪旅のルート【旅の時期】 1993年4月 高雄から新営へ足を延ばし、嘉義市南郊で、北回帰線の標柱と二・二八事件の記念碑を見た後、高雄から特急列車で台東へ。フィリピンから日本に向けて北上する黒潮にふれ、柳田国男の海上の道を思う。東部の台東と花蓮では「高砂族」の生活や日本統治時代の街の名残を見て歩く。花蓮のホテルで家族旅行中の李登輝氏に再会。記述は花蓮で終わるが、旅は基隆、台北まで続いた。
この巻に登場する人物この巻の目次
|