死んだら永遠に休めます

イラスト・おさつ

死んだら永遠に休めます登場人物

あらすじコミック さかもと麻乃

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死んだら永遠に休めます書影

死んだら永遠に休めます

遠坂八重
2025年2月20日発売

無能なパワハラ上司に苦しめられながら毎日深夜まで働き詰めの生活を送る28歳の主人公・青瀬。突然失踪したパワハラ上司・前川から届いたメールの件名は「私は殺されました」。本文には容疑者候補として「総務経理本部」全員の名前があった。限界会社員・青瀬と妙に頭の冴える派遣社員・仁菜は二人で真相解明に取り組むのだが……。

Profile

遠坂八重(とおさか・やえ)

神奈川県生まれ。2022年、『ドールハウスの惨劇』で第25回「ボイルドエッグズ新人賞」を受賞。
その他の著書に、『怪物のゆりかご』がある。本書は3作目となる。

「一気読みした」「怖すぎる」の声、続々‼

ブラックな職場が舞台のサスペンスの構図が、陽キャな探偵役によってひっくり返される衝撃!職場に渦巻く底なしの悪意が暴かれるミステリにして、加速する人間不信が最後まで止まらない悪夢の転落劇。一気に読ませていただきました。

ときわ書房本店 宇田川拓也さん

知りたくなかったこんな真相なら。激しく動揺した。傷口をさらにえぐるような痛みに耐えられない。仕事で疲れ、心が死んでしまったら、人は悪魔になってしまうのか。まったく感じたことのない心理状態にさせられ、ある意味傷ついた、恐ろしい憎き傑作ミステリ。限界が悲劇を起こす。がんばれよ、青瀬。

ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん

冒頭から激震が走るような展開に、思わずフリーズしてしまいました。
クライマックスでの、鋭利なナイフで切り裂かれるような真実に、鳥肌と戦慄が止まりません。

紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

限界のその先を見た! 社会への警鐘が軽快に描かれたノンストップミステリーに、終わりははじまりのエネルギーが湧いてくるのだ。

うさぎや矢板店 山田恵理子さん

言葉を選ばずに言うと、最初から最後までずっと胸糞悪い。
なんなんだこれは。
罵倒に侮辱、悪意に満ちた場所でも「逃げる」という選択肢はなく、
「このまま生きる」か「死ぬ」かの二択しかない。
こんな普通なら理解できないような限界会社員でも、
なぜか共感出来てしまう人がきっとたくさんいるんだろうなぁ。 みなさま、お疲れさまです。

紀伊國屋書店梅田本店 小泉真規子さん

お仕事小説として、ミステリとして、二つのストーリーが複雑に交錯し、
まさかあなたがという名探偵まで登場して解決に至る構成はとても良かったですが、
事件が解決してなお残る後味の悪さよ……。
っていうか解決した方が後味が悪くなるって一体どういうこと!!
雪に閉ざされた山荘じゃなくても、絶海の孤島じゃなくても、ヒトを極限状態に陥らせることはかくもたやすいものか…。
極限の心理描写にヒリヒリしながら、労働って一体なんなんだと考えさせられる。
思い込み厳禁の社畜ミステリ!!

佐賀之書店 本間悠さん

「ブラック企業のリアルさと、嫌いな上司の失踪に挟まれた
限界アラサー会社員・青瀬は、きっとあなたの近くにもいる。
予想を裏切り続ける展開に振り回されるべし」

啓文社岡山本店 三島政幸さん

超絶パワハラ上司。いつまでも終わらないたくさんの仕事。そんな環境を諦めて死んだ目をしている同僚たち。どうして私はこんな救いようのない会社にいるのだろうか………?絶対に働きたくない職場で繰り広げられる人間模様の渦に、あなたの理性が試される。ぜひ最後のページまで見届けてほしい。

大盛堂書店 山本亮さん

職場の人間関係がこんなにもおぞましいとは・・・(怖)
タダならぬ空気が全編から漂い、胸騒ぎが止まらない!
強烈な違和感がいつしか狂気から殺意へと変わっていく。
ここには仁義なき蟻地獄と後戻りできない底なし沼がある。
読めばきっとトラウマになる「取扱注意」の物語。
パワフルにしてハラハラドキドキの展開が最高。
これぞまさしく「パワハラ」文学だ!

ブックジャーナリスト 内田剛さん

全く展開予測不能!「そんなブラックな会社一刻も早く辞めて~!」と心の中で叫びながら、どんどん悪化していく主人公を取り巻く状況と、積み重なる微かな違和感に不穏さを感じつつ、一体どう着地するのかとハラハラし通しでした。ラストのほろ苦さがリアルで、得も言えない余韻が胸に残りました。

ジュンク堂書店旭川店 松村智子さん

なに、この始まりから迫る感じは。
呼吸することすら認められないような職場環境に不穏な空気が満ち溢れてる。
パワハラ上司に嫌悪感がMAX、なんとかできないもんなのかと読んでいて苦しいったらない。
ストレス解消に何気なく呟く一言が、現実になった途端に降り掛かる疑心暗鬼の連続。
読みだしたら止まらない。崖っぷちまで追い詰められた極限の人間心理とは、ここまでくるか!
誰の心にも闇の種はすでにあるのかもしれません。
真相に、真実に打ちのめされた。もはや単なるミステリではなくホラーだ。

未来屋書店大日店 石坂華月さん

一気読みを止めることが可能ならば、できれば最後まで読まないでほしい。初めてこんなことを思った。最後怖すぎる。まさに限界小説だ。とんでもない小説が生み出されてしまった。この事件、誰が一番悪いのか。語り手?パワハラ上司?犯人?会社?社会?なにもかもが信じられない。人間不信になる。これは現代社会への警鐘だ。しかもこの警鐘、私のすぐ耳元でガンガンに鳴り散らかしている。それくらいすぐ傍にある問題だ。恐ろしい小説。限界社畜が巻き込まれる殺人事件。なにもかもに疲れ切っているため、飯キャンセル界隈、風呂キャンセル界隈でもある青瀬、泣きそうなくらいに応援したくなる。今すぐすべてのものから逃げてほしい。

未来屋書店新浦安店 中村江梨花さん

悩める社会人たち必読の物語が爆誕した!
限界社畜×ミステリのかけ合わせは、ひと味もふた味も違う恐怖を感じさせる。
思わず叫びだしたくなる社畜の日常と予想の斜め上をいく驚愕のラストに心がえぐられること間違いなし。もし今、この主人公のように超絶ブラックな環境にいるとしたら全力で逃げだして欲しい。これがあなたの物語になってしまう前に……。

未来屋書店春日部店 水上舞さん

タイトルからして不穏な、極めて不穏な雰囲気を醸しているこの小説は、その不穏な雰囲気を徐々に濃くしていき限界まで煮詰めていく。
煮詰めた先に待つ「不穏」という言葉にさえ光を探してしまう弱さを徹底的に打ちのめす展開。
「ブラック企業」「パワハラ」「社畜」。社会にまん延するリアル。
やってもやっても終わらない業務、理不尽な叱責、不適切な指示。だけど逃げられない、逃げる力さえない。
死んだほうがまし、と思いつつ死ぬ気力さえない。限界を超えた先に何があるのか。
パワハラ上司の失踪から始まる混乱。死ねばいい、殺してやりたい、そんな悪意の増殖が選んだ結末。
コレを読んで「切実…」と思った人は、明日何もかも放り出して休んだ方がいい。限界を超えてしまわないために。

精文館書店中島新町店 久田かおりさん

息つく間もなく一気読み。頭にもやがかかったような主人公につられて、こちらも「何が起きているの!?」状態に。おもしろかったです!

いわた書店 いわたまさん

頼む~頼むよ~青瀬~逃げてくれよ~と懇願しながらの読書でした。
こんな気持ちの読書は初めてです…
あと仁奈ちゃんめちゃくちゃ好きになりました!
まさかそんな展開で幕を閉じることになるとは…とかなりぐっと持っていかれました。
最後の展開でお前らなんやねん!!!!!とちゃぶ台があったらひっくり返していただろうなぁ

紀伊國屋書店梅田本店 辻本彩さん

人は壊れるとこうなってしまうのか、と恐怖を覚えながらもページを捲る手は止まらない。あまりに面白すぎて!!
絶対に働きたくない職場、パワハラ上司を殺害した容疑者にまでされて、それでも毎日出勤して終わらない仕事をこなす生活。
人間壊れるのって簡単なんだな、と思い知らされた。
そして待ち受けるラスト……。
もう唸るしかない……
あまりにも見事! 景色がガラリと入れ替わる。そして今までの違和感が確信に変わる。恐ろしさと素晴らしさを合わせ持つ作品を読んだ満足感!
頑張れ、青瀬!!
生きてるだけで偉いんだ!!

文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子さん

なんなんだこれは、、。
読んでいるうちに、病んでいるのが青瀬なのか自分なのか境目がなくなって分からなくなっていく。
ずっとしんどい。具合が悪すぎる。
仁菜だけが小さな光のような、そよ風のような、救いだった。
疲れや孤独は思考回路をおかしくする。
他人との雑談もときには必要なのだ。それなのに。
現代社会そのままをうつしたようなこの作品がこわくてたまらない。

福岡金文堂志摩店 伊賀理江子さん

ブラックなお仕事小説。読み始めてすぐに心臓がキュッとなる。こんな状況怖すぎるし、なんだかもう青瀬が気の毒でたまらなかった。だんだんと見えてきた状況に全てが信じられなくなり、誰もが怪しく見える。思わぬところからのクライマックスに度肝を抜かれた。そして救いようがない真実。 自分の子どもたちがこんな目に遭いませんように祈りながら読んだ。こんな酷いことになる前にどうにかするのが組織というものではないのだろうかと思いつつ、まあ青瀬からはやめないんだろうな組織としてもどうしようもなかったんだなと納得してしまったところがまた怖い。
青瀬に頑張ってほしい。

宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん

パワハラはもはや日常句の様な職場。犯人候補は部下全員。窮地を乗り越えようにも頭がもう働かない。このまま日常的に犯人扱い?脱出ゲームさながらの恐怖感。悩ましいあなたにオススメの小説誕生でしょう

有隣堂ららぽーと海老名店 塚田亜紀子さん

人間の悪い所をとことん表現した物語だ。登場人物1人1人に会いに行って、色々と言いたい。 でも、自分の感情のグラデーションがはっきりとする爽快感、未来だけは味方であると感じられる読後感に救われて、自然と読み返してしまう。 侘び寂びを漂わせる表現力に新たな鼓動を感じる。私は生きるために、この物語を読み続ける。

文真堂書店ビバモール本庄店 新井さゆりさん

冒頭から不穏な空気に包まれる。
読み始めると、壮絶なノンフィクションを読んでいるかのようで、ずっと苦しいのに、読む手を止めることは出来ない。極限状態に陥ると人は壊れてしまう。  壮絶なパワハラが心を蝕んでいく。生々しい描写に胸の動悸が収まらず、身を削られる思いがした。導き出される、予想の範疇をはるかに超えた苛烈な真実。
ああなんと恐ろしいことだろう…苦しみ抜いて辿り着いた隠されていた真実に、心のざわめきが止まらない。
物事を一方向からしか見ていないと、分からない真実がある。心の中の僅かな引っかかりの意味が分かった時、言葉を失うほどの衝撃を受けた。
読み終えてすぐ再読してしまったほどだ。
現代社会の闇を投影したミステリー。

紀伊國屋書店久留米店 池尻真由美さん

何とも時代錯誤も甚だしいバカ上司だが、残念ながら、今でもどこかしこに生息しているはずだ。出会う、出会わないはそれこそ人生の分かれ道。遭遇しないに越したことはないが、親と上司は選べないものと腹を括ろう。
さて、わが身を振り返ればどうなのだろう・・・
ともすると自分の評価ほど当てにならないものはない。
ちゃんと仕事できているか?呆れられてはいないか?
願わくは立派な仕事ぶりだと褒められたいものだ。

株式会社 新進書籍販売部 宮地友則さん

怖い怖い怖い怖い怖い!!!前評判からこりゃ怖いんだろうなと思っていたけどここまでとは思わなかった。社会人としての強烈な恐怖。パワハラも、職場の人間関係があまり良くないことも、他部署との軋轢も、どれも身近過ぎてあまりに胃が痛いけれど、ラストに落とされる●●にはもう絶望。大の大人が怖くて泣いてしまう。いや、大の大人だからこそ泣いてしまう。本当に怖い本だけど、読んでる間は案外コミカルなテイストで、謎が謎呼ぶストーリーに一気読みしてしまうこの吸引力が見事。パワハラミステリ×見事な構成=なんでそんなひどいことするの。プルーフを見ただけで怖くて怯えてしまう日々。全社会人もみんな読んで私と同じ体験をしてほしい。そしてみんなで手を繋ごう。少しずつ優しさを分け合っていこう。そうすればきっとパワハラなんて、この本のように酷いことなくてなくなるはず。はず……だと思いたい。

田村書店吹田さんくす店 村上望美さん

凄いブラックな上にギスギスした人間関係、さらに事件が起き何て話題に事欠かない職場何だろう、辞めることさえも億劫になるほどの疲労感感がひしひし伝わって来て息苦しくなった
タイトル通り…Nevaーgive upなんて言葉は禁句!
人生に一生懸命な彼女を見ててくれた人がいる事が何よりの救いでした。

BOOKSえみたす富士吉原店 望月美保子さん

怪異が起こるわけでもないし幽霊が出てくるわけでもない、呪われるわけでもないのに怖くて震えが止まらない。寝る前に読まなければ良かった。心臓がバクバクして寝られない。人間怖い。

未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美さん

「できる人」ではないかもしれないけど「できない人」ではない…
自分でそう思っていたけど、気づいてないだけで周りに迷惑かけてる?
読後、謙虚に生きよう…と遠い目をしてしまいました。
それでも生きてく青瀬ガンバレ!負けるな青瀬!と応援しちゃいました。

TSUTAYA中津店 稲益さん

タイトルが強烈だったので、濃いめのブラックコメディなのかも…と拝読しておりましたらダブルのブラックミステリでした。闇の深さに軽い絶望感を抱きながらも、続編を期待してしまっている自分がいます。

未来屋書店姫路大津店 沖川幾美さん

胸糞悪いのに、ページを捲る手が止まらない。物語が進むにつれて増えていく違和感の正体が判明するラストには思わず頭を抱えてしまった。この会社、怖すぎ!!

くまざわ書店長岡店 神田麻衣さん

ずっとギリギリで、どん底まで落とされて……でも目が離せない作品。

HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎さん

メンタルが弱っている時、閲覧注意!と前置きしたいくらいリアルだった。
しかも最初は大量の仕事を上司から押し付けられ、慢性的な過労で主人公が弱っているのか。と思って読み進めていた。
その予想は後半見事に覆ります。
どう覆るかは、きっと何パターンか予想できる箇所があっても最後までは読めないでしょう。
そしてこの地獄は、きっとあなたのすぐ近くでも現れるかもしれない。

正和堂書店 猪田みゆきさん

どんでん返しの結末がまさかそんな裏切りが…?!とただ驚くばかりでした。
「死んだら永遠に休めます」、本当でしょうか?もしあの計画が実行されていたら、死んでと永遠に心休まることはなかったでしょう。

くまざわ書店調布店 山下真央さん

上司の壮絶なパワハラと深夜までの残業、まさに地獄でした。しかし物語の後半にさらなる地獄が待っていたとは!あまりにも絶望的な伏線回収に言葉が見つからない。主人公を見守ることしかできないことが辛いけど、仁菜がいてくれて本当によかった。リアルすぎるホラーが今人気ですが、本当の恐怖は逃げ場の無い会社にありました。

ジュンク堂書店郡山店 郡司さん

読んでいる間、はやく寝て!休んで!もうその会社辞めて!もうやめてー!と何度思ったかわからない。人間が壊れていく様子が手に取るようにわかり震えるほど怖いのに、この地獄がどのような結末を迎えるのかが気になり一気読みでした。面白かった、でもずっと胸糞悪いです…(本当に面白かったんですが…)

紀伊國屋書店鶴見大学ブックセンター 伊勢川詩織さん

絶対、働きたくない職場…どうなるのかと読み進めて、結末が想像の遥かに上でした。

宮脇書店境港店 林雅子さん

読んでいるこっちが異世界転生したんじゃないかと思うほど想像の斜め上をいく展開に頭の中「???」「飛ばし読みした?」と困惑したりするのだが読了してみればそれがまたなぜだか心地いい。ただ単に突拍子なく話を組み立てたらこのようにはならず遠坂八重という新人作家の大きな可能性の力がそうさせてくれたのではないかと。単純明快な話かと思ったらとんでもない。進まない解明、生活すら上手くいかなく何もかも投げ出したくなるがそれすら面倒くさい主人公にそんな時でもどんな人にでも手を差しのべてくれる人たちがいる事が何よりも日だまりのようにあたたかな気持ちになりました。また人は時に優しく、また逆に怖いとも感じました。

蔦屋書店滑川店 宮川謙一さん

上司の凄まじいパワハラ、余りに劣悪や職場環境の描写に心臓をギュッと掴まれ読み進めるほどにさらに力を込めねじりあげられるかのよう。不穏な空気はどんどん色濃くなり状況は悪化していく。「今すぐ逃げて!」と願うも会社に囚われ何も考えられない青瀬。人が壊れていくさまと悪意の正体のあまりのおぞましさに声を失う。最後の最後まで救いがないのにイヤミスと一言で言い切ってしまえない。読了後、人は何のために働くのかとずっと考えている。

三洋堂書店新開橋店 山口智子さん

息つく暇もなく、でもどんどん息苦しくなっていくラストに先が気になる気持ち、ちょっとそっと本を置きたくなる気持ちがせめぎ合いながら読んでしまった…!ツラすぎる!過去に何社かブラック企業を経験してきたと自負しているが描写がリアルで生々しく緻密な構成で進んでいく印象を受けた...。

有隣堂キュービックプラザ新横浜店 加藤理沙さん

最初から絶望のかたまりみたいな青瀬の日常を見続け、結末で救われるのかな…と淡い期待を抱いていたらまさかまさかの最悪すぎる結末に思わず「うわあ…」という声が出てしまいました。救いがなさすぎる…。こんな救いのない物語あるんだ…(褒めてる)
誰しも悪魔になりうる社会で本当にありそうな物語すぎて私の職場って大丈夫だよな…大丈夫であってほしい。。。としみじみ考えてしまいました。

未来屋書店高崎店 吉野千鶴さん

パワハラなんてぬるい言葉にすら聞こえてくる。この作品は、きっと問題作だろうし、後のバイブルにもなるかもしれない。

ブックマルシェ我孫子店 渡邉森夫さん

限界のその先に行ってはいけない。
テンポよくサクサク読めるのに、読めば読むほど胸がキュッとなってしまう。
スッキリと結末を迎えれたのに、モヤモヤが残ったままとは…
どうか限界をむかえる前の人達の目にとまり、そこでふみとどめられますように。
…この夏限界をむかえそうになったけど、ふみとどまって、この小説に出会えてよかった書店員より…

くまざわ書店新潟亀田店 今井美樹さん

なんなのこれ、ホラーなの?怖すぎる。
毒と絶妙なゆるさとツッコミどころとがないまぜになって、終始「何なんだこれは?!」と混乱しながら読んだ。
読んでいる間、青瀬に感情移入しすぎて、自分まで徐々にまともな判断を下せなくなっているのを感じて怖くなった。その渦中にいないと、早くこんな仕事辞めればいいのに、と簡単に思ってしまうけれど、その気力さえも残っていないのか。こんな感情、知りたくなかった!!でも読むのをやめられないくらい引き込まれました。あわよくば、この本で体感した経験が、最初で最後の社畜体験であってほしい、と切に願いながら本を閉じました。

明屋書店喜田村店 高橋杏奈さん

思いも知れないドンデン返しにラストの驚愕の真相いまだかつてない異色ミステリーあなたも読んで震えて下さい。どうしたら永遠に休めますか? よ〜く考えて下さい。

くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん

恐すぎるっ!責任と忍耐の限界値を試す問題作だ。
『死んだら永遠に休めます』が頭から離れない。「死」が蜘蛛の糸の様なたった一つの救い思えてくる。この地獄の先を見届けなくては、いけない!こんなグラグラする不安定な読書体験は、初めてだ。
素直に面白かったって言っていいのかわからない。心が晴れることもなく、胸糞悪さだけが残る。誰も何も信じられない。読んだ人を悉く人間不信にさせるお仕事小説の皮を被ったホラー小説だった。ニンゲン恐い。

未来屋書店明石店 大田原牧さん

いやいや、殺人事件より労働環境が心配でしょう。あっけらかんとした、コメディタッチの中に漂う働く者の悲哀。痛みの原因は思いも寄らないモノでした。それでも、救いはあって。予想外が心地よい、面白印の異色ミステリーです。

蔦屋書店熊谷店 加藤京子さん

休むことも辞めることもできないほど体も心も疲弊しきった、地獄のような日々のその先で起こる失踪事件。最後まで誰も信じられず、最悪を更新していく展開が苦しいのに、ページをめくる手が止まらなかった。
これを読んで共感できる人、どうかゆっくり休んでほしい。

くまざわ書店西新井店 塩里依子さん

キャパ越えの先に待つのは思考停止の渦
飲み込まれ行き着く先は地獄しかないのか?
気持ちがザラつき落ち着かず
サイコパスを凌ぐ悪意の連打に限界突破
安住の地は何処にあるのですか?

未来屋書店入間店 佐々木知香子さん

読み進めれば進めるほど増していく不穏さとおぞましさがラストに結実。なんというエグい展開、まさに遠坂八重の真骨頂! この地獄のような真相、ああ、知りたくなかった、読まなければ良かったと頭を抱えるほど。でも、止められない。おぞましくてしんどいのにめちゃくちゃ面白いんだから。 最凶にして、最高、暗黒の「お仕事小説」

未来屋書店有松店 富田 晴子さん

本当に心の底から怖かった。読み始めから終始一貫苦しくて辛い主人公の気持ちに引きずられ、心の奥でひたすら号泣だったのに、結末は並のホラーよりもよっぽど恐ろしい。こんなの知りたくなかったけれど、その衝撃があったからこその、ちょっとだけ心の晴れるラストなのかもしれない。だとしたら、やっぱり酷すぎて、読む人が読んだら病んでしまうだろうと思う。朝方に読み終えてそのまま出勤したものの、この話が頭から離れなくて自分も同僚も恐ろしい人達なのではないかと疑心暗鬼になってしまった。こんなのもう病み小説だろう。でも、なのに、一気に読んでしまって止まらなかった。その惹きつける力もまた恐ろしい。

明文堂書店TSUTAYA戸田 坂本まさみさん

なんだろう怒りしかない…動悸がする
まんまと心を揺さぶられた。

未来屋書店武蔵狭山店 柴田路子さん

心を破壊しにくる気合いが半端ない。
これはもう、いっそのこと壊れてしまった方が楽になれるのでは?と負の思考に堕ちる。
差し伸べられる救いの手すら掴む気力もない… 四面楚歌とはこのことか!

明林堂書店フジ西宇部店 田中由紀さん

わ…闇すぎる。闇すぎて気持ち引っ張られて勝手にしんどくなりながらも一晩で一気読みだった。「自分」が「自分」でいられなくなるあの恐怖と言う名の絶望感、焦燥感。青瀬とは全く比べ物にならないけれど、若かりし日の数ヶ月を思い出して気分が悪くなった…。青瀬の職場はブラックすぎるけど「あり得ないよ…」とは言い切れないのが今の日本の社会。結末に近づけば近づくほど救いようのない闇の中、仁菜の存在自体が唯一の光に思えた。
極限状態のサバイバルミステリー。

紀伊國屋書店愛知産業大学ブックセンター 柴田真奈美さん

どろっどろの人間関係が織り成す暗黒職場ミステリ。この結末は想像の数十倍おぞましかった。
しかし……この職場で渦巻くネチネチした怨み辛みはスゴく理解できる。
生活の大半を過ごす職場で想像を絶する無能な人間が居ることのストレス、カス過ぎる上司が居るストレス。これは計り知れないものがある。
辞めてくれとか、転勤してくれって思われてるうちはまだマシで本当に精神にくると「死んでくれ」って普通に思いますからね。
もう自分のことなのか、作中のことなのか分からなくなるほど感情が入り乱れてだいぶ病みました。
安心してください。私は嫌いな上司を●そうとはしないから。
ただ、毎日事故のニュースとか目にするたびに「上司であれ」と願うだけです。

紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん

この話の肝は「仕事ができるできない」を安易に判断してしまう価値基準の危うさと他の誰かを貶めることで自分を安全地帯に置くことの愚かさを知ることにあると思う。

くまざわ書店錦糸町店 阿久津武信さん

怖い…怖すぎる…なんだこの結末は。
私も要領がいいほうじゃないので思わず身震いしてしまうほど。みんな笑顔で接してくれるけど本心は…とか考え出したら、内心穏やかじゃないですって。私、何かやらかしてないかなって疑心暗鬼で仕事に行かなきゃいけないじゃないか…何てモノを読んでしまったのか。
自分では精一杯頑張ってるつもりでも、そうじゃないお荷物認定されるって辛いな。

未来屋書店名取店 髙橋あづささん

いやだいやだ!こんな職場で働きたくない!
ずっとずっとずっと不穏な空気が漂っているのに、読む前と読んだ後でなぜか印象がガラッと変わるのが興味深い。
忙しすぎると人は壊れてしまうのか。

CHIENOWA BASE 鈴木 智春さん

ブラックすぎる最低最悪のパワハラ上司が失踪してオールハッピーと思いきやなぜか続くブラックな日々に、主人公がいつ倒れるかメンタルが崩壊しないかとハラハラしながら読みました。けれどまさかこんなオチが待っているとは!予想だにしない犯人探しの結末に、こちらのメンタルまで崩壊しそうになりました。人間不信になる可能性がありますので注意して読んでほしい…!

丸善ヒルズウォーク徳重店 熊谷由佳さん

まさかの展開すぎて今年1番驚きました。犯人の正体もそうですが、狙いが恐ろしすぎます…!限界会社員の青瀬が壊れていくのを、もう見ていられない…と思いながらも目が離せませんでした。

TSUTAYA黒磯店 阿久津さん

こんな恐ろしい、どんなホラー小説よりも怖い作品、この世にあるのでしょうか。
徹頭徹尾、息が詰まりそうなくらい苦しくて、
うっすら感じてはいたけれど、最後にトドメを刺されて撃沈しました。
こんなこと書いては失礼かもしれませんが、もう一度読む気力は湧きません。
でもこんな作品を生み出せるというのは、そら恐ろしい才能なのだと思います。
すごい作品が誕生してしまいました。

六本松 蔦屋書店 峯多美子さん

令和の人怖になる?のかゆるさもあるのにジワジワと追い詰められて、本当に怖い
限界のその先を読ませてくれる一冊
誰かに読んで貰って早くたくさん感想を聞きたい。一人では抱えきれないほどのリアルな怖さ、焦りを感じた

宮脇書店新屋島店 三浦はるかさん

なぜもっと早くこの選択ができなかったか?
身につまされる、つまされる過ぎて、一気読みで早くに読み終わっていたのに、ずっと、感想の言葉を探していた。生きていくのにお金がいる。お金のために働かなければならない。働くとは? お金のためだけ? 働くとは?? 間違った世界の崩壊は、正しい世界を構築の始りになり得るのか
破滅と再生の物語
敵と味方の物語
嘘と真実の物語
考えても考えても、しっくりこない。自分の信じようとしていたものが、足元から崩れていく恐怖。
情けは人のためならず
彼女の再生の始まりはあの日から始まっていた
捨てて、進め、青瀬

未来屋書店高の原店 元尾和世さん

企業内での上司のパワハラ、精神が蝕まれていく主人公の青瀬、読み進めていくうちに否が応でも青瀬の世界観へと引きずり込まれる。
もう一人の主人公でもある仁菜、青瀬とは対照ではあるが、青瀬との関係をみても何とも言えない怖さも漂う。
元カレの佐伯でさえ怪しく感じてしまう。事件の真相を探りながらも結末までホラーのような展開、序盤からは想定もつかない結末、
人間の奥に潜む心の闇、集団の怖さ、人間の怖さをブラック企業という舞台設定でリアルに感じてしまう作品でした。

未来屋書店水戸内原店 關在我さん

こんな結末初めて読みました。最後まで怖い。そして悲しい。でも、不思議と後味は悪くない。青瀬はどこで間違ってしまったんでしょうか。青瀬や仁菜が生きていける社会を作るにはどうしたら良いのでしょうか。二人とも死んでほしくないです。でも二人と一緒に働いていたら私もどうなったか考えると怖くなります。最終日の直前、仁菜が青瀬にたまねぎを渡してきたのが印象的でした。

紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 宮澤紗恵子さん

逃げて青瀬!早く楽に!!救われて!!と思いながら読み進み、大変ショックを受けました。 読了後元気が無くなりました。とても面白かったのにおかしいな…。
ご自身が実際に体験されたのでは?と思う程リアルで苦しく、嫌な奴のことってこうやって考えちゃうよな…と共感もあり、身近で起こりそうで恐くなりました。
仁菜ちゃんが昔電車で会った人は青瀬?!こんなに変わってしまうのかーー。
青瀬が生きていて良かった。がんばれ青瀬!私もがんばるぜ!

未来屋書店小山店 松嶋真知子さん

びっくりするほどリアルで、想像を絶するほどの地獄を読みました。いや~~~救いがない~~~しんどかったです。今の社会にこんな事件が山ほど起きているというわけではないと思いますが、それでもこういった状態に陥っている社会人は山ほどいると思うので、いろんな人に手に取ってもらって、読んでみてほしいなと思いました。そして結末の地獄を目にしてみてほしいです。

未来屋書店 岡山店 水田奏絵さん

読みながら、とてもハラハラドキドキさせられる展開でした。

久美堂玉川学園店 松原沙莉さん