文庫版刊行! 2025年4月25日(金)君のクイズ 小川哲

クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が 読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。 彼はなぜ正答できたのか?
第76回日本推理作家協会賞受賞&
2023年本屋大賞ノミネート
圧巻のエンターテインメント。
文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。
累計25万部突破! 君のクイズ 小川哲

著名人・書店員から絶賛の声多数!

著名人からのコメント

伊坂幸太郎のコメント 斜線堂有紀のコメント 佐久間宣行のコメント 山上大喜のコメント 倉本さおりのコメント 杉江松恋のコメント 新川帆立のコメント 渡辺祐真のコメント 千街昌之のコメント オモコロ編集長 原宿のコメント

書店員からのコメント

クイズ番組を見るのが好きだ。クイズは知っている、知らない世界で、そしてそれは時とともに正解が更新されていく。クイズは客観的な外側の世界だと思っていた。この作品を読んでむしろ人生を含む内側の世界じゃないのかと思えた。クイズを見る目が180度変わった。驚くべきミステリーの謎の真実となるほどと、心から感心させられる解釈。こんなことが存在するなんて。やられた!面白すぎる。

ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん

『君のクイズ』、とても面白く読ませていただきました。
「音楽は記憶の栞」などと言うことがありますが、三島にとってはクイズがまさに記憶の栞。すべてのクイズ(の答え)が過去につながっている少しノスタルジックなパートと、不正か魔法か?本庄のゼロ文字解答の謎に迫るミステリアスなパートの二つの緩急がすさまじく、先へ先へとページをめくる手が止まりませんでした。
端的に言って傑作では??店頭に並べてお客様に手に取っていただくのが楽しみでなりません。

喜久屋書店豊岡店 中村美穂さん

何だ!?クイズの本?と思ってページをめくると、もうとまらない。
クイズにこんなエンターテイメントと謎があるとは…クイズって奥が深い…

ジュンク堂書店西宮店 水口真佐美さん

クイズ番組の面白さ。勝負だからこそ、かけひきもあるんだろうな。
目の前で見ているかの様に楽しめました。

うさぎや作新学院前店 丸山由美子さん

「たかがクイズ」なんて二度と言いません。競技クイズがこんなにも論理的なものだったとは!(神業だと思っていました。) クイズというものが、こんなにも奥深いとは!私たちが見ているのに見えていないものをクイズプレイヤーはちゃんと見ているのですね。世界が広がりました。
とてもおもしろかったです!!ありがとうございます。

明屋書店MEGA大内店 延永ひとみさん

クイズって知識量で戦うものじゃないんですね、奥深い。
ずっと"クイズとは何か"を探し続ける様が哲学的でした。クイズをしない自分でも面白いんだから、プレイヤーはどう感じるのか知りたいです。

文信堂書店長岡店 實山美穂さん

ここ最近読んだ小説の中でもダントツの面白さでした!著者の競技クイズに対する理解の深さに驚きますが、何より魅力的な謎、クイズを通して一人の男の半生を辿る構成とその描写。どれもが素晴らしく本当に一気読みさせられました。読みながら、「これは面白い…面白いぞ…。」と呟きながら読みました、単行本が発売されたらこの本の面白さを声高に叫びたいと思います。

金高堂 野市店 小松航輝さん

クイズ番組に出ている人達は、超人だと思っていました。これを読むまでは。
解答者がボタンを押して答えるまでのあの間。今まで何となく見ていましたが、これを読んだあとはあの瞬間にもドラマを感じずにはいられない。

未来屋書店 碑文谷店 福原夏菜美さん

クイズの持つ緊張感と楽しさがヒシヒシと伝わってきてとても面白く読めた。自分自身もクイズ番組を見ていて、出題前に正解できたことが二度あるので他人事とは思えませんでした。

くまざわ書店 錦糸町店 阿久津武信さん

書籍「君のクイズ」の概要:クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。そして読後、あなたの「知る」は更新される。卓抜したミステリーにして、新感覚なのにエモーショナルなエンターテインメント最前線!第76回日本推理作家協会賞受賞作品

君のクイズ

冒頭試し読み
公開中

WEB Tripperサイトへ

朝日新聞出版PR誌「一冊の本」2022年10月号に掲載された
著者・小川哲さんによるエッセイを特別に公開します。

僕のクイズ
作家・小川哲(Ogawa Satoshi)

 人生において、僕たちはさまざまなクイズと出会う。面接官に「志望動機は?」と聞かれ、準備していた答えを口にする。食卓に置かれたカレーの「隠し味は何だと思う?」と質問され、もう一度じっくり味わってみる。自宅で、職場で、学校で、僕たちはよくクイズを出題される。
 クイズプレイヤーたちは、クイズが好きで得意な人たちだ。彼らが得意としているのは「競技クイズ」という種目で、広義のクイズとは多少異なっている。「競技クイズ」で出題されるクイズには基本的に答えが存在していて、その答えが正しいことを何らかの手段で証明することができる。「競技クイズ」には早押しクイズや多答クイズなどの形式が存在し、勝ち抜けのために必要なポイントなどが定められている。「競技クイズ」とは、客観的な基準によってクイズに正解する能力を競う種目である。
 僕が「競技クイズ」とはじめて出会ったのは高校2年生のときだ。もっともそのときは競技クイズという言葉も、概念も知らなかった。当時たまたま見ていたテレビで高校生クイズをやっていて、ちょうど決勝ラウンドの早押しクイズだった。

君のクイズ 小川哲 発売日:2025年4月25日(金)

君のクイズ

小川哲

発売日2025年4月25日(金)

クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか? 推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録!
解説は田村正資氏。

詳しくはこちら

店頭飾り付けコンテスト開催決定!

書店店頭用拡材はこちらから
ダウンロードしてお使いください

書店店頭用拡材DL ダウンロードアイコン

「君のクイズ」文庫化を記念して、
全国書店にて飾り付けコンクールを開催します。

飾り付け写真を順次掲載いたしますので、ぜひご覧ください。
※コンテストの結果はこちらのサイトで7月頃の発表を予定しています。
Coming soon…