司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ※「GoogleMapで見る」のルート表示の線は訪問地のポイントを結んだもので、実際の旅行ルートとは異なる場合があります 旅のルート【旅の時期】 1971年5月 司馬遼太郎は、古代の朝鮮を体感しようと、韓国の農村を巡る旅に出た。釜山の龍頭山では、李舜臣の像を見て、祖国を救った海将に敬意を表する。釜山の近郊の金海では、金氏の祖廟・首露王陵を訪ね、拝礼する人々を見て、李朝という儒教国家が続いているような思いにとらわれる。慶州郊外の仏国寺では、万葉集に出てくる「歌垣」を想わせる野遊びに出会い、またその近くの掛陵では、これも古代を連想させる老人たちの酒盛りに合流する。大邱近郊の友鹿洞(友鹿里)という村では、秀吉の朝鮮出兵時に朝鮮に投降した武将の実在を実感することができた。百済の旧都・扶余では、古代日本と百済の関係や白村江で散った兵士たちの心情に思いを馳せる。
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