HOME / 街道をゆく / 第12巻 十津川街道
電子書籍版
文庫版
五條・大塔村 / 十津川
このルートを Google Map で見る
※「GoogleMapで見る」のルート表示の線は訪問地のポイントを結んだもので、実際の旅行ルートとは異なる場合があります
【旅の時期】 1977年9月12日~14日
タクシーで大阪を南下した司馬遼太郎は、富田林を経て、金剛山の山中に入り、五條で土地のタクシーに乗り換える。十津川へと向かう山道で、司馬さんは、十津川郷について<「十津川共和国」というものをつくることもできるし、ひるがえっていえば実態は多分にそうだった>と考える。天辻峠では天誅組の命運を、上湯では新選組に追われ十津川に逃げた田中光顕らのことを思う。最後に玉置神社を参詣し、熊野に抜けた司馬さんは、隠国と呼ばれた熊野が、十津川に比べて<目を見はりたいほどに広闊な野に感じられる>と書く。
十津川
谷瀬の吊り橋
十津川街道
Copyright 2013 Asahi Shimbun Publications Inc. All rights reserved. No Reproduction or publication without written permission.