司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ

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中国・江南のみち

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旅のルート旅のルート

【旅の時期】 1981年5月31日~6月6日

江南(長江下流の南側に広がる肥沃な地域)は、歴史を通じて文化的水準が高く、日本との関わりが深かった。司馬さんは、江南を代表する4つの都市、蘇州、杭州、紹興、寧波を巡りながら、日本にとって「文明の灯台」だった中国について考えを深めていった。蘇州では、現存する城門に沿って旧蘇州城の外郭を歩いた。杭州では、そこに都をおいた南宋と日本との関わりについて考え、また龍井(竜井)の茶畑を見て中国茶の日本への影響を思った。紹興では魯迅故居を訪ね、中国の知識人階級の暮らしについて考察する。最後に訪れた寧波では、遣唐使や鎌倉時代の留学僧らが上陸した港や天童山を訪ね、文化の吸収に努めたかつての日本人たちへ思いを馳せた。


蘇州


宝帯橋

盤門
蘇州城市の南の玄関口。1351年再建で、現存する城門ではもっとも古い。
宝帯橋
北京と杭州を結ぶ運河の要衝にある。全長317メートルで、石橋としては中国でもっとも長い。
塩官鎮
塩を管理する役所があった町。満潮時に銭塘江を潮が逆流する現象を見る観潮公園がある。
西湖
杭州を代表する名所。広さ約6平方キロ、周囲約15キロ。「西湖十景」が有名。
岳飛廟
南宋の名将軍として国民的な人気がある岳飛の廟所。
龍井
緑茶の最高級ブランド「西湖龍井茶」の産地。
霊隠寺
中国禅宗十刹の一つ。創建は4世紀。南側にある飛来峰は石仏の宝庫。
魯迅故居
近代文学を代表する作家・魯迅の生家、魯迅記念館などが集中している。
禹陵
「中華」の祖とされる伝説の聖王・禹の陵。
三江口
市街中心部にある余姚江と奉化江の合流点で、古代から国際的な港として栄えた。
天童寺
中国禅宗五山の一つ。栄西や道元もここで学んだ。

この巻に登場する人物この巻に登場する人物

この巻の目次この巻の目次

  • 旅のはじめに
  • 【中国・江南のみち】蘇州の壁/伍子胥の門/宝帯橋/盤門/呉と呉/呉音と呉服/胥門と閶門/亡命と錦帯橋/「うだつ」と樋/西湖の風/岳飛廟/茶について/茶畑の中で/急須/茶における中国と日本/娘村長さん/海寧県塩官鎮/乾隆奇譚/布袋さん/瓦流草/揸というけもの/越州の田舎密教/会稽山へ/禹廟と梅干/酒の話/余姚駅からの遠望/日本史の影/寧波雑感/船に乗る/戎克/ジャンクの遠征/目玉/銭の時代/天童山

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司馬遼太郎 街道をゆく | 第19巻 中国・江南のみち

司馬遼太郎 街道をゆく 19

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